「自転車安全利用五則」を知っていいますか?
自転車の利用者が安全に道を通行するための基本ルールです。
事故の被害者にも加害者にもならないために、必ず守りましょう。
■港南警察署 村野署長・港南区役所 栗原区長
自転車は便利な乗り物ですが、乗り方によっては事故を起こしかねません。
ルールやマナーを守ることが、あなたや周りの人の命を守ることにつながります。
■中学生になると自転車のルールや責任が変わります
◇小学生
道路の通行:歩道の通行がOK
講習の受講:違反しても受ける義務なし
事故の責任:保護者
◇中学生
道路の通行:車道を通行(13歳以上)
講習の受講:繰り返し違反すると受講義務(14歳以上)
事故の責任:事故を起こした本人(14歳以上)
83(ハチサン)太郎:中学生以上が自転車に乗るときは「大人」と同じだよ
正しい自転車の乗り方を身に付けて、安全利用五則ダンジョンを攻略しよう!
【スタート】
1の目:車道の左側を通行して逆走(右側通行)はしない
2の目:歩道走行は例外 70歳以上と13歳未満はOK
3の目:歩道は歩行者優先、人が多ければ押し歩き!
《ルール1》自転車は車道が原則、左側を通行!
◎車道や歩道の通行方法を身に付けた!
4の目:車道を走るときは車両用信号機を守る 歩道を走るときは歩行者用信号機を守る
5の目:交差点を右折するときは2段階で、斜めに横切らない
6の目:交差点では必ず一時停止、安全を確認して渡ろう
《ルール2》交差点では、信号と一時停止を守って安全確認!
◎交差点の通行方法を身に付けた!
7の目:夜間はライトを早めに点灯する!
8の目:反射材を付けて自分の存在を周りにアピール!
9の目:ライトは白色か淡黄色で、前方10mが見えるもの!反射器は橙(だいだい)色か赤色で、後方100mから見えるもの!
《ルール3》夜間は必ずライトを点灯!
◎夜間の自転車の安全な使い方を身に付けた!
10の目:お酒を飲んだら運転は絶対禁止!酔っている・酔っていないは関係なし
11の目:自転車も飲酒運転は法律違反
12の目:違反者は5年以下の懲役または100万円以下の罰金
《ルール4》飲酒運転は禁止!
◎自転車を運転する心構えを身に付けた!
13の目:大人も子どももヘルメットをかぶろう
14の目:保護者は13歳以下の子どもにヘルメットを着用させる義務がある
《ルール5》ヘルメットを着用しよう!
◎安全・命を守る大切さを学んだ!
【ゴール】ダンジョン攻略成功
83(ハチサン)太郎:無事ゴールできたね!ほかにも安全に自転車に乗るためのルールがあるよ!
■その他の自転車ルール
・並走は禁止複数で走るときは縦1列で
・二人乗りは原則禁止、幼児は幼児用座席に座らせる
・傘差し、スマホ使用、ヘッドホン着用の「ながら運転」は禁止
・運転しづらくなる荷物は載せない
・自転車の点検整備をする
・自転車は点字ブロックや歩道上に放置しない
・事故が起きたら警察に連絡し、けが人を救護する
■自転車に乗るときは、子どもも大人もヘルメットを着用しましょう
自転車事故の死亡者の約6割が頭部のけがによるものです。ヘルメットは正しくかぶり、あごひもをしっかり締めましょう。
ヘルメットはSGマークやCEマークなどの付いたものを選びましょう。
頭:56%
胸:12%
首:8%
腰:5%
その他:19%
出典:警察庁交通局資料(平成30年~令和4年) 自転車事故による死亡者の損傷部位
■自転車保険に加入しましょう
神奈川県条例で自転車保険の加入が義務付けられています。
◇自転車事故賠償事例
小学生が歩行者と衝突し、歩行者が後遺障害で寝たきりの状態になり、保護者に約9,521万円の損害賠償が命じられました。
(平成25年7月4日 神戸地方裁判所)
問合せ:区役所地域運営推進係
【電話】045-847-8392
【FAX】045-842-8193
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