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【特集1】ハチとの上手な付き合い方

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神奈川県 横浜市緑区 クリエイティブ・コモンズ

春から秋にかけてはハチの季節です。ハチは危険なイメージがありますが、中には危険性の少ないハチもたくさんいます。また、生態系の中では、草木の害虫を食べたり、受粉を助けてくれる役割もあります。
ただ飛んでいるだけなど、人の生活に支障がない場合は、むやみやたらに駆除しないのもハチとの付き合い方です。状況に応じたハチの対処法についてご紹介します。

■ハチに刺されないために
ハチが刺してくる理由は、主に巣や自分を守るためです。ハチを多く見かける時は、近くに巣があるかもしれません。ハチを刺激しない行動を心がけましょう。

◇ハチに刺されにくい行動
・ハチが体の周りを飛び回ったら、手で振り払ったりせず動かない。その後、ゆっくり姿勢を低くしそっとその場を離れる。
・野山に行く時は黒い服を避けて帽子をかぶる。
・ハチの巣を見つけたら、近づかない。騒がない。

◇ハチを刺激する行動
・ハチの巣を揺らす(振動を与える)
・ハチを捕まえようとする
・巣の近くで騒ぐ
・食事の邪魔をする…ヤブカラシの花の蜜を食べにきたスズメバチ。ほかにも樹液が出やすい木(レッドロビンなど)に集まることがあります。

■ハチの巣が自宅にできてしまった!
自宅の玄関付近など日常生活上支障がある場所に巣ができている場合は、刺される危険が高いので駆除しましょう。ハチの巣の駆除は、基本的に巣がついている場所(家、木など)の所有者や管理者が行います。※
駆除方法の相談や駆除業者を探せない、ハチの種類が分からない場合などは、環境衛生係までお問合せください。
※自宅にできたハチの巣の駆除は、区役所・土木事務所では行っていません

◇巣を作りやすい場所
軒下
天井裏・壁の中(スズメバチのみ)
垣根・植え込みの中
床下・戸袋の中(スズメバチのみ)
樹木
木の洞(うろ)の中(スズメバチのみ)

ハチが好む環境にならないよう、こまめに木の剪定(せんてい)や草刈りをしましょう

◇ハチの巣の形による、ハチの種類の見分け方
・シャワーヘッド型
六角形の巣穴がたくさん見える

アシナガバチの巣
自分で駆除も可能。
区役所で高所用器具や防護服を無料で貸し出しています。

・ボール型or徳利を逆さにした形
外皮にマーブル模様がある。出入り穴が一つだけ空いている
コガタスズメバチの初期巣(5~6月)

スズメバチの巣
攻撃性が高く危険なため、業者駆除を推奨。

巣が見えず、屋根や壁、木の洞などの隙間からたくさんのハチが出入りしている。

判断に迷う場合は環境衛生係までご相談ください

※アシナガバチやスズメバチの巣は、春先から新女王バチ1匹で作り始め、9月ごろ最大となり、以降寒さと共にハチが減り冬には空になる1年限りの巣です。空の巣は再利用されないため、1月ごろは比較的安全に撤去できます。

■危険性の低いハチ
◇ミツバチ
小型(1cm強)のハチ。花の蜜や花粉を食べる。捕まえようとしなければほぼ刺しません。

◇ミツバチの分蜂(ぶんぽう)
引っ越し中のミツバチの集団です。刺激しなければ刺されません。数日でいなくなります。

◇クマバチ
大型(2cm強)で毛が生えた丸っこいハチ。5月ごろ一定の場所に浮いている個体はオスなので刺しません。

◇ドロバチの仲間
泥で巣を作る単独性のハチの総称。捕まえようとしなければ刺しません。巣が完成すると去ります。

問合せ:環境衛生係
【電話】045-930-2368【FAX】045-930-2367

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