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【特集1】夏の「作り置き」は要注意!

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神奈川県 横浜市緑区 クリエイティブ・コモンズ

■食中毒予防 再加熱だけでは防げない!?
食中毒菌は夏の気温と同じ30~40℃でよく増えます。
中には加熱してもやっつけられない菌もあるので注意しましょう!

◆カレー・シチュー・煮物~ウエルシュ菌に注意!!
・自然界によくいる菌で、食材にも付いています。
・加熱すると一部が芽胞(がほう)(熱に強い殻に覆われた状態)に変化し、100℃でも生き残ります。
・35~50℃で爆発的に増えます。
・空気がないところでよく増えます。

◇じっくり煮込んでも
一部の菌が熱に強い芽胞に変化し、生き残る

◇常温放置すると…
ゆっくりと冷めていく間に菌がどんどん増えて…

◇翌日軽く温めただけだと
大量に増えた菌をやっつけきれない!

大鍋で調理するものや「とろみ」があるものは冷めるのに時間がかかり空気も入りにくいため、ウエルシュ菌が増えやすい環境になります。

◇ウエルシュ菌の増え方
ウエルシュ菌が好む条件では…10分ごとに倍増!!

緑区キャラクター・ミドリン「1個の菌が3時間半後には食中毒を起こす菌量に!!」

◆チャーハン・焼きそば・スパゲティなど~セレウス菌に注意!!
・自然界によくいる菌で、穀類などに付いています。
・加熱すると一部が芽胞に変化し、100℃でも生き残ります。
・菌が増えると熱に強い毒素を作ります。
・28~35℃でよく増えます。

◇症状
下痢
嘔吐(おうと)

◇手作りおにぎりなどは黄色ブドウ球菌に注意!
人の手や顔(特に傷口やおできなど)にたくさんいます。
菌が増えると熱に強い毒素を出し、食べた人は嘔吐などを起こします。

◇ポイント
・お弁当用のおにぎりなどを握る時は、使い捨て手袋やラップを使いましょう。
・ばんそうこうを貼っているときは、使い捨て手袋を使いましょう。
・調理中に顔や髪を触らないようにしましょう。
・手洗いを徹底しましょう。

■作り置きによる食中毒を防ぐポイント
◇なるべく早く冷ます
加熱調理後、鍋を氷水で冷やしながら混ぜて冷ます
チャーハンや麺類はすぐに食べない場合は冷蔵庫へ!

◇小分けにする
浅い容器などに小分けにする→冷蔵もしくは冷凍保存

ポイント:小分けにすると…
・早く冷ますことができます。
・次に食べる分だけ温められます。

◇再加熱は混ぜながらしっかりと
混ぜながら熱々になるまで加熱する
電子レンジは加熱むらに注意!

ポイント:よく混ぜながら加熱すれば、空気が嫌いなウエルシュ菌をしっかりやっつけられます。

ミドリン「2日目のカレーはおいしいけど注意が必要なんだね!『しっかり加熱』と『菌を増やさない』で食中毒を予防しよう!」

問合せ:緑区役所食品衛生係
【電話】045-930-2365【FAX】045-930-2367

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