■「認知症予防のためにできる5つのこと」
えびな脳神経クリニック 尾﨑聡
全ての人は加齢に伴い認知症のリスクが高まります。しかし、適切な予防策を講じることで、認知症の発症を遅らせることができます。認知症の予防に役立つ5つのことを日常生活に取り入れてみましょう。
(1)身体的な活動を増やす
運動は認知機能を改善し、認知症のリスク軽減に非常に有効です。ウオーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。
(2)健康的な食生活を続ける
バランスの良い食事は認知症予防に効果的です。魚、ナッツ、果物、野菜などを積極的に摂取しましょう。
(3)社会とのつながりを大切にする
家族や友人と話したり、地域活動に参加したりするなど、積極的に他者と交流しましょう。
(4)認知トレーニングをする
クロスワードパズルやボードゲームなど、知識を使う活動は認知機能を刺激し、脳の働きを活性化させます。新しいことにチャレンジすることも有効です。
(5)十分な睡眠をとる
睡眠不足は認知症のリスクを高めます。毎日7~8時間の睡眠を確保するよう心掛けましょう。
このコーナーは、海老名市医師会が健康をテーマにした情報を提供します。次回は4月15日号に掲載予定。
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