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HAKONE SDGs(1)

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神奈川県箱根町

最近はSDGsという言葉をいろいろなところで見聞きするようになりました。全国的に広がってきているこの「SDGsの取り組み」は、環境・社会経済に好循環をもたらすといわれています。
しかし、「SDGs」と聞いて難しそうだなと思っている人が多いのではないでしょうか。そこで、この特集では、箱根の未来に向けて、今を生きる私たちが「自分ごと」としてSDGsに取り組めるよう、箱根町の人たちが実際に行っている取り組みを紹介します。

■SDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals(サステナブル デベロップメント ゴールズ):持続可能な開発目標)は、平成27年9月に国連サミットにおいて、加盟する全193か国によって採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられ、2030年(R12)までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
SDGsは、全世界の協力のもと、2030年(R12)までに17のゴールを達成しようとするもので、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

◇誰ひとり取り残さない
この「持続可能な開発目標」とは、「私たち人類が、地球で暮らし続けていくために達成する必要がある目標」ということであり、発展途上国だけでなく先進国も、また、一部の人だけでなくすべての人が取り組む普遍的な目標です。
国連で採択されたこの計画(アジェンダ)は、その前文において、取り組みの過程で、「誰ひとり取り残さない」ことを誓っています。

◇「誰か」ではなく一人ひとりが
SDGsは目標がたくさんありすぎて、わからないことが多かったり、どこか自分には関係のないことと思ったりしている人が多いように思います。
しかし、例えば「差別をしない」「食べ残しをしない」「ごみを分別する」などすでに実行できていることもたくさんあります。
誰かではなく一人ひとりが取り組んで「住み続けられるまち」・「選ばれ続ける観光地」を実現しましょう。

◇箱根町SDGs推進計画
町では、実際に私たちに何ができるのか、みんなが取り組めることを17のゴールごとにわかりやすく記載しています。魅力あふれる箱根を次世代にしっかりと引き継げるよう、みんなでSDGsに取り組んでいきましょう。

◇なぜSDGsに取り組むの?
例として『ゴール6、15』を考えてみます。もしも私たちが水を使いすぎるとどうなるでしょうか。

〈例えば…〉
・地下水の過度な採取

〈箱根から水がなくなる〉
・地下水の枯渇
・水資源の消滅

〈その結果…〉
・温泉が出なくなる
・植物が枯れる

〈箱根の魅力がなくなり、このようなことが起きるかもしれません〉
・自然環境(生物圏)への悪影響
・観光客減少による社会(事業者)への悪影響
・収入減による経済への悪影響

こうならないためにも、私たち一人ひとりがSDGsに取り組む必要があります。

◇町の取り組みを紹介!
《ペットボトル水平リサイクル》
これまで使用済みペットボトルは、トレイや繊維などペットボトル以外の用途にもリサイクルされていましたが、水平リサイクルの実施により、無駄なくペットボトルの再利用を図っています。
これにより、何度でも循環できる持続性のある資源化、適正処理を推進し、化石燃料利用の抑制や製造時の二酸化炭素排出量の削減を図ることができます。町内でも回収箱を設置し、設置後の町内でのペットボトル回収量も以前に比べて増加しています。

《次世代への箱根教育の推進》
・マスの採卵・稚魚の放流体験
芦ノ湖漁業協同組合の協力により、マスの採卵とふ化した稚魚を芦ノ湖への放流を行っています。体験を通して、命の大切さを学ぶとともに、地域の自然・水産業・観光に対する知識と関心を深めます。

・焚き火・調理体験プログラム
包括連携協定を締結した企業の協力により、5歳児を対象に、箱根の間伐材の薪を用いた焚き火料理体験を行っています。
火や刃物などを使い、調理を通して子どもたちの感性を養うなど、自然豊かな箱根に愛着を持てる機会を創出しています。

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