高齢者の健康づくりは、日々の積み重ねが大切です。誰もがいつまでも自分らしく暮らし続けられるように、今からできることを考えてみませんか。市が取り組んでいる介護予防事業について紹介します。
■介護予防はなぜ必要?
●市内高齢者の半数がフレイル傾向
フレイルとは、加齢により筋力や心身の活力が低下した状態のことです。市内の高齢者を対象に行った「はつらつ健康アンケート」では、約半数の方がフレイルの傾向にあることが分かりました。フレイルになると、栄養不足、転倒・骨折、認知症などのリスクを高め、要介護状態になりやすいといわれています。
●継続することで効果も
市で実施している介護予防教室「お出かけ機能アップ教室」の参加者に体力測定(バランス、歩行速度、立ち上がりなど)や、痛みの有無などのアンケートを実施しました。2023年度の結果では、「膝などの痛みが軽減した」「歩くスピードがアップした」「立ち上がりが早くなった」などの効果がありました。
2019年度に、要支援・要介護認定者を除く75歳~84歳の高齢者を対象に実施
▽体力測定平均値(得点)
2023年度「お出掛け機能アップ教室」SPPB総合テストより
■市の介護予防教室など
教室などに参加して、元気な状態を維持、もしくは取り戻しませんか。詳細は市HPでご確認ください。
▽ちがさきフレイルチェック
フレイルの状態を確認するためのフレイルチェックを、各地域の市施設で年10回実施します。〈申込制〉
▽歌体操教室ねぼし
懐かしい童謡を歌いながら、有酸素運動などを行います。市内23会場で月2回実施。〈申込制〉
▽転倒予防教室
転ばない体づくりを目指した運動を、市内20会場で月1回実施します。〈申込不要、定員あり、有料〉
▽みんなで公園体操
介護予防のための3つの体操を、第一カッターきいろ公園(中央公園)で月1回実施します。〈申込不要〉
(高齢者支援リーダーが活躍します)
▽お出かけ機能アップ教室
生活機能の低下が見られた方に、約4か月間の集中的な支援を行い、自立した生活を目指します。〈申込制、有料、利用には一部条件があります〉
▽自宅リハビリテーション
介護予防でリハビリテーションが必要な高齢者宅に、専門職を派遣します。1人につき年1回実施。〈申込制〉
■ボランティアで活躍 高齢者支援リーダー募集
高齢者支援リーダーは、「みんなで!ちがさき体操」などを通して高齢者の介護予防を支援するボランティアです。現在たくさんの方が各地域で活躍しています。
7月から第7期高齢者支援リーダー養成講座を実施します。高齢者の元気のお手伝いをしながら、自分の健康にも役立ててみませんか。
日時:7/13・20・27、8/3・10・24・31 いずれも土曜日 13時30分〜16時(全7回)
場所:地域医療センター等複合施設
申込:6/3(月)〜7/5(金)
問合せ:高齢福祉課
【電話】81-7163
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