■避難生活を支え合う場 避難所ってどんな所?
避難所は、地震で自宅に住めなくなった人や帰宅が困難な人が一時的に生活する場所です。救援物資や災害情報なども避難所に集まります。
◆市の指定避難所を事前に確認
大規模地震時の避難所は、市立小学校5校と中学校3校を中心に開設されます。開設は防災行政無線、防災・防犯メール、市の公式LINEやX、ホームページでお知らせします。地震発生時に必ずしも自宅にいるとは限らず、道路状況によっては想定しているルートが通れない可能性もあります。日頃から、指定避難所の場所やその周辺などを確認しておきましょう。
・年1回秋頃、各小学校地区で開催される避難所運営訓練。避難所を実際に体験できる機会で、誰でも参加可能
◆皆で助け合う避難所生活
避難所の開設や運営は、各小学校区に設置されている避難所運営委員会が中心となりますが、避難者も協力しながら共同生活を送ります。清掃や物資の配布など自分たちでできることを行い、プライバシーの確保や避難者それぞれへの配慮、防犯対策なども、皆で工夫して過ごします。
・避難所運営委員会は、避難所開設に備えてマニュアル作成や防災倉庫内の物品の見直しなどを定期的に行う
◆支援が必要な人の福祉避難所
高齢者や障がいがある人など、特に支援が必要な人のために、福祉避難所が必要に応じて開設されます。指定避難所での案内となるので、まずは最寄りの避難所へ。
◆Pick up マンホールトイレを設置
市立小・中学校と第一運動公園には、緊急時用のマンホールトイレが設置されます。マンホールの上に便座や囲いを設置するだけで使用が可能。下水道本管に、直接汚物を流します。
*沼間中学校は、今年秋に整備完了予定
◆妊産婦と乳児連れ
▽聖和学院が福祉避難所になります
震災時、妊産婦と乳児、その家族が避難できる福祉避難所が、久木にある聖和学院中学校・髙等学校に開設されます。授乳室や沐浴室、出産前の個室なども設置されるほか、出産前後に必要なグッズも備蓄されています。助産師が派遣され、妊産婦の心身ケア、助産院への受け入れサポートなども行います。また、必要に応じて医師のアドバイスを受けることもできます。
◆ペットの同行避難
▽ケージに入れて専用スペースへ
ペットを連れて避難はできますが、動物アレルギーの人もいるため居住スペースへの同伴避難はできません。ペットは持参したケージに入れて、ペット専用スペースで過ごします。餌やりや排せつ、清掃は飼い主が行ってください。
・ペットフードやトイレシーツなど、ペット用品の備えも忘れずに
▽市の指定避難所は
指定避難所に加えて、津波や火災などの緊急避難場所も確認できます。
▽避難所の開設・混雑状況は
市内の避難所の開設・混雑状況がリアルタイムで表示されます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆被災時の困りごとは災害救援ボランティアセンターへ
大規模災害時に開設される、災害救援ボランティアセンター。被災した人の困りごとと、支援に駆け付けたボランティアをつなぐ拠点になります。
場所:体験学習施設に設置予定
問い合わせ先:逗子市社会福祉協議会
【電話】046-873-8011
▽逗子市 社会福祉協議会
平山智也さん
・被災者の依頼や要望にボランティアが応えます
被災者からの依頼の多くは、一人では難しい自宅の片付けや土砂のかき出しなどです。被災地の災害救援ボランティアセンターには、たくさんの支援ボランティアが集まります。災害時、誰かの手助けが必要なときは、ささいなことでもセンターに相談してください。
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