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逗子で学びを深める夏(2)

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神奈川県逗子市

■2024SUMMER 生き物・植物 池子の森自然公園
▽ありのままの自然が楽しめる、生き物の宝庫
約80年間、ほとんど人の手が入らなかった池子の森。その結果、植生が豊かで数多くの野鳥や昆虫、水生生物が生息しています。

▽自然観察のポイント
豊かな自然環境を次世代につなげていくため、さまざまなルールがあります。事前に確認しましょう。
・希少種でない生き物は、そっと手に取って観察できます。
・捕まえた生き物を持ち帰ることはできません。元の場所に放してください。

▽夏の注意事項
・熱中症予防のため、炎天下での長時間の活動は避け、帽子着用とこまめな水分補給を。
・スズメバチなどが活動し始めます。ハチに出合ったら、手で払いのけたりせず速やかに立ち去りましょう。

▽ここに注目!日陰の生き物
暑い夏の時期は日陰での観察をおすすめします。適度に光が入る林の際では、日陰を好むチョウなどが活動し、それを狙うクモの仲間もあちこちに巣を張っています。

▽施設案内
日時:(水)(土)(日)(祝)8:45~17:00
アクセス:
池子側出入口…京急神武寺駅から徒歩約8分
*有料駐車場あり
久木側出入口…JR逗子駅から徒歩約20分

問い合わせ先:緑政課
【ホームページID】1002259

◆私たちの推し!
▽池子の森自然公園 自然環境調査会
この時期のおすすめは、水路脇の湿った場所に生息する植物・ハンゲショウ。三浦半島でも数少ない自生地の一つです。7月初めの半夏生(はんげしょう)の時期に花が咲くと最上部の葉の半分が白くなります。咲き始めの頃に垂れていた花はやがて直立し、咲き終わると白くなった葉は緑に戻り、変化を楽しめる植物です。

■2024SUMMER 地学 鐙摺(あぶずり)の不整合
▽三浦半島地域の地殻変動を語る、貴重な天然記念物
地層の形成時期に大きな開きがあり、異なる環境の地層が重なることを不整合といいます。鐙摺の不整合は、約2,500万年前に堆積した葉山層の上に、約1,500万年前に形成された逗子層が傾斜して重なった地層不整合。逗子層の堆積前に大きな地殻変動があったと考えられ、貴重な資料として県の天然記念物に指定されています。

▽施設案内
住所:逗子市桜山9-2405-21
アクセス:JR逗子駅、京急逗子・葉山駅からバスにて「切通し下」バス停下車徒歩約1分

問い合わせ先:社会教育課
【ホームページID】1004544

■夏休みだからできる!自由研究の楽しみ方
夏休みといえば自由研究。テーマ設定や進め方のコツを、小学校の先生を務めた福森先生に聞きました。

◆Interview 学校教育課 福森裕久先生
「謎解きを楽しんで!」

▽自由研究は“ワクワクする謎解き”。自分の知りたい謎を解明しよう
自分なりの謎をテーマに設定し、解明していくワクワク。調べを進めると新しい謎が生まれてきて、さらにワクワク。最後は、結果を人に伝えたいとワクワク。そのワクワクの連続が自由研究の醍醐味です。
そうやって自分で探求して結果を導くプロセスがとても重要で、そのプロセスと結果を伝えることで人や社会との関わり方も学べます。ぜひ、夏休みという時間をたっぷり使って、自分の疑問の謎解きを楽しみながら取り組んでみてください。

◆自由研究QandA
Q.テーマ設定のコツは?
A.自分の好きなものを中心に置いて、連想ゲームのように線をつないでみると謎が生まれやすいかもしれません。“バナナ→皮が滑る→ほかの果物の皮も滑る?”など、つなげながら広げてみましょう。

Q.保護者の関わり方は?
A.調べる場所が遠方だったり、道具をそろえる必要があったり、子どもだけではできないこともあります。そのようなときに、保護者が話を聞いて整理し、協力が必要な場合にはサポートしてあげてください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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