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進メ、鎌倉ペンギン

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

「Society5.0」の時代をしなやかに泳ぐ子どもたちを育む
鎌倉市教育委員会

■第16回炭火のように「生涯にわたって主体的に学び続け、幸せに生きる」
教育長に就任するに当たって、東京から鎌倉に移り住み、初めての春を迎えました。私も新入生同様、1年生です!色とりどりの花を見て、野鳥の歌声を聞いて、春という季節が豊かに流れていくのを肌で感じています。
今年の本市の卒業式は4年ぶりに来賓を招き、季節の花と歌声に包まれたすてきな式典となりました。
私の祝辞では、「学校を卒業しても、生涯にわたって主体的に学び続け、そして誰のものでもない自分の幸せを自らつかみ取ってほしい!」という願いを込め、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』からの次の一説を引用しました。
[僕、もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んでいこう]
また、現在、本市では教育大綱の改訂に向けた議論が始まっています。さまざまな関係者と議論を重ねる中で、紡ぎ出されたキーワードの一つに「炭火」があります。炭に火をつけるまでには工夫が必要ですが、一度火がつくと、じわーっと長く燃え続けます。
子どもたちがこれから生きていく、変化が激しく不透明な時代にあっても生涯にわたって主体的に学び、自分の火(学習の火種)を「炭火」のように燃やし続け、誰のものでもない唯一無二の自分の人生を豊かなものにしてほしいと思っています。
私たち教育関係者の願いはただ一つ。子どもたちに幸せになってほしいということです。
ただ、私たちが懸命に仕事をしようとも、子どもたちが学校を卒業した後の将来にわたって、未来の幸せを保証できるものではありません。子どもたちが好きなものを見つけ、主体的に学び続け、一度きりの生涯を自ら豊かなものにしていくことが必要です。
つまり「炭火」のような存在になるためには、子どもたち自身が学びのハンドルを握ることが必要なのです。学習者の視点でいかに主体的・対話的で深い学びをつくっていけるか、私たち大人も探究し続けているところです。
これから、教育委員会のさまざまな取り組みを紹介しますので、よろしくお願いします。
[教育長・高橋洋平]

教育委員会の取り組みを紹介する、「進メ、鎌倉ペンギン」note版は鎌倉市教育委員会note(外部サイトへリンク)で検索を!

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