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金津本陣IKOSSAに歴史を学びにいこっさ!郷土歴史資料館だより

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福井県あわら市

■けつ状耳飾りのレプリカ、ついに完成!
昨年のクラウドファンディングで寄せられた資金をもとに作成していたけつ状耳飾り(縄文時代の石製アクセサリー、「桑野遺跡出土品(くわのいせきしゅつどひん)」国指定重要文化財)のレプリカが完成しました。最新技術(3Dプリンタ)をもとに、色合いにこだわった31点と、出土品と同系統の石材で形・手触りに特化した10点を製作しました。実物の風合いも感じられる一品です。
現在、その一部を郷土歴史資料館の常設展で公開していますので、ぜひご覧ください。また、今後は子どもたちや市民の皆さんにけつ状耳飾りを知ってもらうために、体験教室などでも積極的に活用していきます。

■新収蔵資料の紹介
本年3月、郷土歴史資料館に一冊の古文書が寄贈されました。表紙に『文政三年 治好様御代(はるよしさまごだい)』と記された、江戸時代後期の福井藩に関する記録です。文政3年(1820)元日から、同月20日までの分が記されています。この時期、藩主松平治好(まつだいらはるよし)は江戸在府中でした。
注目されるのは、この資料に金津奉行が出てくることです。その内、20日の記事には、江戸霊巌島(れいがんじま)にあった中屋敷(なかやしき)に御殿が普請されたことや、嫡男(ちゃくなん)仁之助(にのすけ)(後の松平斉承(なりつぐ))と将軍息女(そくじょ)との婚姻が無事に済んだことを、福井藩家老から町奉行・郡奉行とともに金津奉行にも伝達したと記されています。ここでは町奉行の次に金津奉行が記されており、藩内における、金津奉行の位置をうかがうことができます。
田嶋正和(たじままさかず)

問合せ:郷土歴史資料館(金津本陣IKOSSA2階)
休館日:月曜日・第4木曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間:9時30分~18時(最終入館17時30分)
【電話】73-5158【FAX】73-1038【E-mail】maibun@city.awara.lg.jp

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