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決算報告~令和5年度 水道事業会計決算報告

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福井県勝山市

■業務状況(表(1)参照)
令和5年度は給水人口が298人減少(前年度比1・43%減)し、給水戸数が36戸増加(前年度比0・47%増)しました。年間有収水量は前年度に比べ、営業用などでの使用水量は増加したものの、工業用や学校プールの減少、人口減少などの影響により家事用の使用水量が減少したため、前年度を下回る結果となりました。また、有収率は前年度比0・19ポイントの増加となりました。

■財政状況(表(2)参照)
令和5年度の総事業収益は4億6924万1千円、総事業費用は4億7572万円となり、当年度純損失647万9千円を計上する結果となりました。
一方、資本的収入は2億1883万8千円、資本的支出は3億9457万3千円となり、この1億7573万5千円の不足額は、損益勘定留保資金および減債積立金取崩額で補填しました。

■総括事項
営業収益については、前年度比5・67%の減となりました。主たる収入である給水収益については、営業用は前年度より増加しましたが、工業用や学校プールの減少、人口減少などの影響による家事用の減少により前年度比2・71%の減となりました。営業費用においては、燃料費高騰に伴う電気料金の増加、漏水修繕件数の増加に伴う修繕費が増加しましたが、災害復旧に係る修繕費の減少により前年度比2・60%の減となっています。令和5年度は給水収益が大幅に減少したため、赤字決算となりました。
昭和34年の事業創設以来、約60年が経過しており、管路や設備については老朽化が進んだことから更新の必要に迫られております。さらに、地震などの災害に備えるべく施設や管路の強靭化が求められておりますが、老朽管路などの更新や耐震化などには多額の資金が必要になります。給水収益が減少していくなか、中長期的な展望を持って経営に臨むため、勝山市水道事業経営戦略を改定し、国の交付金のほか、保有している資金を計画的に活用するとともに、料金改定も含め、財源を確保し財政的基盤の強化の方向性を定めてまいります。
今後も、市民生活に不可欠となる清浄で安全な水道水を安定供給していくため、既存水道施設の維持管理に努め、社会的情勢の変化などを注視し、更なる経営の効率化を図ってまいります。
水道事業会計決算の詳細については、決算書を市立図書館に備えてありますのでご覧ください。

表(1) 業務状況

表(2) 財政状況
・収益的収支(税抜)

・資本的収支(税込)

表(3) 主な改良事業

問合せ:上下水道課(市役所2階)
【電話】88-8109

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