令和6年1月1日16時10分、石川県能登半島を「最大震度7」の大地震が襲いました。また、9月21日から22日にかけて能登半島で線状降水帯が発生し記録的な大雨となりました。「いつ」「どこで」「なにが」起こるか予測できない災害。
自分や大切な家族の「命」を守るための行動について見直してみませんか。
■1 自分の身を守る行動を
災害が発生したら、慌てずに身の安全を守る行動をとりましょう。身の安全が確保できたら、状況に応じて避難や隣近所の救助を行います。
◆地震への対応
◆避難するときって?
◇STEP1 まずは自宅
家屋崩壊の恐れがなく、津波の避難情報が出ていないなど、自宅にいても命の危険がなく、安全であるならば、自宅で避難生活を送ってください。
◇STEP2 区が指定する一時避難場所
区や自主防災組織が自主的に指定する、地震などの災害時に一時的に避難する屋外の場所です。
◇STEP3 指定緊急避難場所
市内小中学校グラウンドなどを指定しています。建物内は危険が伴うため、まずはグラウンドへ。
◇大雨や台風のときは…自主避難所へ
大雨や台風接近時など、事前に災害が予想される場合、コミュニティセンターなどに開設されます。自宅で過ごすのが不安な場合は、開設情報を確認して、避難してください。また、避難の際には、飲料水・食料を持っていきましょう。
■2 日頃から備えておく
避難するとき、当面必要となる必需品が入った非常持出品を用意しておきましょう。一時的に共同生活を送る避難所では、毛布、水、食糧が備蓄されていますが、被災状況によっては数量が十分でなかったりします。
家族や自分にとって必要なものを、日頃から準備しておきましょう。
◇非常持出品(一例)
飲料水・食料:
・飲料水(1人あたり1日3ℓ)
・非常食(アルファ米、缶詰など)など
日用品:
・携帯型ラジオ(予備の電池)
・懐中電灯(予備の電池)
・簡易トイレ、簡易食器
・ヘルメット、笛、ごみ袋
・タオル、ブランケット、衣類など
救急・衛生用品:
・常備薬、ばんそうこう、消毒液、歯ブラシ など
◇備蓄のポイント
停電や断水をしたときを想定して、太陽光ポータブル発電機や、水を多めに準備しておきましょう。できれば、水や食料、簡易トイレは7日分を目安にしましょう。
◆それぞれの役割
まずは自分のことは自分で。日頃から災害に備え、自ら危険を回避し対応すること、そして、協力し合う体制や準備が必要です。
▽自助
[個人・家族]自分の安全は自分が守る
▽共助
[地域]地域で力を合わせて協力
▽公助
[行政機関]市町や消防など公的な支援
■3 情報を得る
大きな災害が発生すると、メールやSNSなどで被災状況や被災者支援に関する情報が大量に飛び交います。市の防災・防犯などの緊急情報は8つのツールで発信します。信頼できる情報サイトに登録して、緊急時には素早く正しい情報を取得しましょう。
下の2つを登録して避難情報などに備えましょう!
◇防災行政メール
防災、防犯、感染症などの情報をメールでお知らせします。情報は10種類でご希望のものを登録できます。
◇防災アプリ
台風や大雨などで避難情報が発令されたときの通知や、避難施設マップ・マニュアルなど災害時に役立つアプリです。
■災害のとき、ごみってどうするの?
大きな災害時には、すぐに通常の収集を再開できないため、生ごみなど腐敗しやすいごみから優先的に出してください。
また、災害廃棄物は分別してから、市が指定する場所へ出してください。
◇災害廃棄物
地震や豪雨などの自然災害によって発生するごみ
例)畳、壊れた家具、家電など
※冷蔵庫の中身は空にしてください
↓
市からお知らせがあったら、分別して指定の場所に出す
◇燃やせるごみ
平時と同様に日々の生活から発生する生活ごみ
↓
市から収集再開のお知らせがあったら、ごみステーションに出す
◇その他のごみ
被災した建築物内の片付けで発生するごみ・燃やせないごみ・資源ごみなど
↓
収集再開まで自宅などで保管
■日頃からの備え
大きな災害時には、家や建物の倒壊・破損により、大量の災害廃棄物が発生します。早期復旧・復興のためには、迅速なごみ処理が必要不可欠です。
日頃から、家の周りや家の中にある不要なものを処分することで、災害廃棄物を少なくするだけでなく、避難通路の確保にも役立ちます。
◇被害を最小限にするために 家具を固定しましょう
家具や家電製品を壁などに固定し、倒れにくくしておくことで、破損を防ぐことができます。身を守ると同時に、災害廃棄物を減らすことにもつながります。
◇被災後の生活のために ごみの減量化に取り組み、ごみを出さない工夫をしましょう
・マイボトル・マイバッグを持ち歩きましょう
・使い捨ての物は買わないようにしましょう
・生ごみの水は切って捨てましょう
・不用品はこまめに捨てましょう
・食材は使い切れる分だけ買いましょう
ごみサポアプリを登録して、ごみの収集日や分別方法を確認しよう
※詳細は本紙をご覧ください。
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