北陸新幹線沿線自治体紹介

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■群馬県安中市

梅の香りに包まれ、様々な文化遺産が根付く、歴史あるまち
群馬県西部に位置する安中市は、古くは東山道、近世には中山道の宿場町として関所が置かれるなど交通の要衝として栄えました。
現在は、化学工業を中心とする製造業が基幹産業となっています。また、世界遺産に登録されている富岡製糸場がある群馬県富岡市と並んでシルクの街としても知られ、純国産生糸の7割を生産する日本最大の製糸工場である碓氷(うすい)製糸株式会社が通年稼働しています。
農業では、水稲を中心として、ぐんま三大梅林に数えられる秋間梅林などで栽培される梅をはじめとした果樹や、豚などの畜産が行われています。
主な観光名所として、安中市と長野県軽井沢町との間約11キロにある旧碓氷峠鉄道施設や、万治4年の絵図より温泉記号発祥の地といわれている磯部温泉、同志社大学前身の学校を創立した新島襄(にいじまじょう)の旧宅が知られています。
特に、碓氷峠の鉄道遺産群は、平成5年に近代化遺産として全国で初めて国指定重要文化財に指定され、現在は世界文化遺産登録に向けて様々な活動が展開されています。
主なイベントとして、毎年5月に開催される「安政遠足侍マラソン」は、アイディアあふれる仮装姿のランナーが旧中山道を駆け抜けます。その他にも、初春に開催される「秋間梅林祭」などがあります。