第9期介護保険事業計画(つるが安心お達者プラン9)策定

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1.背景と目的
日本の高齢者人口は近年一貫して増加を続けています。高齢者の単独世帯や夫婦のみの世帯の増加、認知症の人の増加も見込まれるなど、介護サービスの需用が増加・多様化していく一方で、生産年齢人口は減少していくことが見込まれ、介護の担い手不足が懸念されています。
こうした動向の中、本市においては高齢者が可能な限り、住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう、地域において「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」の包括的な支援・サービスの提供を行う「地域包括ケアシステム」の推進に取り組んでいます。これにより「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超え、すべての住民が支え合い、自分らしく活躍できる「地域共生社会」の実現を目指します。
その実現のため、本市では、令和6年3月に満了となった第8期介護保険事業計画の基本理念を引き継いだ第9期介護保険事業計画を策定しました。
この計画の中で、前計画から引き継いだ基本理念と、5つの基本目標、そしてこれらを達成するための基本施策を設定しています。
引き続き、高齢者が自らの能力と活力を十分に発揮し、住み慣れた地域の一員としていきいきとした生活を送ることができる地域社会の構築に取り組んでいきます。

2.介護保険事業計画の基本理念と5つの基本目標
基本理念：誰もが安心して住み続けたくなるまち　つるが
基本目標：
(1)地域包括ケアシステムの深化・推進
(2)健康づくりと生活習慣病予防の推進
(3)元気づくり(介護予防)の推進
(4)生きがいづくりと安全・安心なまちづくりの推進
(5)介護給付等の適正化

3.敦賀市が目指す地域包括ケアシステムの姿
○病気になったら…医療
かかりつけ医療機関　歯科医療機関　薬局　など

○介護が必要になったら…介護
・「認知症ほっとけんまち敦賀」の推進
・介護に取り組む家族などへの支援

○いつまでも元気に暮らすために…自助(介護予防・社会参加)
「T3元気づくりプロジェクト!～つるがで・つづける・つながる元気づくり～」の推進

○地域における住民団体…共助(地域全体での支え合い)
区、民生委員、福祉委員、老人クラブ、ボランティア、住民主体のサービス　など

○自助や共助などで対応できない場合は…公助(行政による支援)
高齢者福祉事業、虐待対策　など

○お互いで助け合い　互助(住民同士の支え合い)
・住民同士の見守り、支え合い
・高齢者の生きがいづくり