■令和4年度に実施した主な事業
(力を入れた事業はどれ?)
いよいよ令和6年3月に迫った北陸新幹線福井開業。100年に一度と言われるこの好機を生かすため、北陸新幹線開業対策に力を入れました。
また、コロナ禍や物価高騰により大きな影響を受けている市民生活、地域経済への支援にも積極的に取り組みました。
▽住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業
15億3452万円
物価高騰などによる家計の負担増を踏まえ、住民税非課税世帯などに給付金を支給しました。
▽市街地再開発事業等支援事業
58億8841万円
福井駅前電車通り北地区A街区、B街区、福井駅前南通り地区の市街地再開発事業を支援しました。
▽北陸新幹線福井駅(東口)拡張施設整備事業
10億5926万円
公共交通利用者や観光客の利便性、快適性の向上のため、拡張施設(観光交流センター)を整備しました。
▽ふくい元気「買い福(回復)」キャンペーン事業
4億2598万円
コロナ禍や物価高騰の影響を受ける市内店舗を支援するため、デジタルクーポン「ふく割」を発行しました。
■身近なところではどのように使われている?
▽子育て支援
約57億円
児童手当給付事業、子育て支援事業など
市民1人当たり約2万3000円
▽清掃
約37億円
ごみ収集資源化事業、3R推進事業など
市民1人当たり約1万5000円
▽消防
約33億円
救助・救急活動事業、消防車両等整備事業など
市民1人当たり約1万3000円
▽高齢者福祉
約10億円
高齢者生活支援事業、高齢者福祉向上事業など
市民1人当たり約4000円
▽除雪対策
約21億円
道路除雪費、除雪機械整備費など
市民1人当たり約8000円
※1人当たりの金額は、決算額を市の人口(約25万人)で割って算出した目安です。
(身近な暮らしを支えているネ!)
■福井市のおさいふは健全?
財政の健全化を判断する五つの「財政指標」から、福井市がどのような財政状況にあるのか、見ていきましょう!
▽実質赤字比率
一般会計と一部の特別会計の収入に対する赤字額の割合
福井市は赤字なし
国が定める早期健全化基準:11.25%(この数値を超えたらイエローカード)
国が定める財政再生基準:20%(この数値を超えたらレッドカード)
▽連結実質赤字比率
全ての会計の収入に対する赤字額の割合
福井市は赤字なし
国が定める早期健全化基準:16.25%
国が定める財政再生基準:30%
▽資金不足比率
公営企業の会計ごとの事業収入の規模に対する資金不足額の割合
福井市は資金不足額なし
国が定める経営健全化基準:20%
▽実質公債費比率
市が毎年安定して得ることのできる収入に対する返済した借入金の割合
福井市は10.8%
国が定める早期健全化基準:25%
国が定める財政再生基準:35%
▽将来負担比率
市が将来負担する可能性のある負債額が、年間の収入の何年分に当たるかの割合(100%=1年分)
福井市は43.5%
国が定める早期健全化基準:350%
(いずれも基準をクリア!健全性が保たれているネ!)
■今後の財政の見通しは?
詳しくは、ホームぺージを見てネ!
市では、令和4~8年度の5年間の財政の見通しを試算した「福井市財政計画」を策定しています。この計画では、「収支均衡した財政構造の継続」と「計画最終年度の財政調整基金*残高50億円以上」を目標に掲げています。目標達成に向け、事業の必要性や手法の見直し、DXによる業務効率化、施設管理経費の削減などに取り組んでいます。
今後も、新ごみ処理施設や九頭竜中学校など、大型施設の整備が予定されていますが、「福井市財政計画」に掲げる取り組みを着実に実行し、引き続き財政の健全化を進め、効率的で効果的な財政運営に努めていきます。
*大雪などの災害などにより財源が不足する年のために、黒字の一部を積み立てておく基金(=貯金)
■まとめ
・北陸新幹線開業対策やコロナ、物価高騰への対策だけでなく、子育て支援などの暮らしに身近で必要な事業にも取り組んでいるんだネ!
・将来世代の負担が大きくなりすぎないよう、市債(借入金)残高を抑制したり、「財政計画」に基づいて財政調整基金(貯金)を積み立てたりするなど、健全な財政運営を進めていることが分かったネ!
・これをきっかけに、自分たちの暮らしやまちづくりのことをもっと考えたいネ!
おさいふ事情をも~っと知りたい人は、ホームぺージを見てネ!
問合せ:財政課
【電話】20-5267【FAX】20-5768
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