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自治体の皆さまへ

能登半島地震から約半年 被災地に学ぶ 私たちの防災(3)

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福井県福井市

■学生たちも被災地へ。災害ボランティアに参加しよう!
3月24日、内灘町の社会福祉協議会が受け入れを行う災害ボランティアに参加した、福井市医師会看護専門学校3年生の塚田さんと木田さん。看護師を目指す中で、もともと災害に関する看護業務に関心があった二人。木田さんは、「病院で患者さんを待つだけでなく、現地に足を運び、直接被災者を助ける災害派遣医療の仕事に強い憧れがある」と話します。
今回は、自分たちで石川県のホームページなどを調べてボランティアに参加しました。塚田さんは、「被災地でのボランティアは初めて。最初は緊張が強く、不安だったが、周りの人たちがとにかく明るく寄り添ってサポートしてくれたおかげで、やりがいを感じながら活動することができた」と笑顔で話します。
「ただテレビで見ているだけでなく、苦しんでいる人たちを自分たちの手で助けることができた。日頃から自分たちの力で何かできることはないかと模索する習慣が身に付いた」と確かな手応えを感じる木田さん。
地震発生時、偶然、石川県白山市のショッピングセンターに出かけていたそうで、「周りの人たちも慌てている中、必死に高台や適切な避難場所を探し続けた当時の状況を今でも鮮明に覚えている。経験したことのない激しい揺れを感じたと同時に、『逃げなきゃ死ぬ』と強く感じた」と話します。塚田さんは、「自分の住む福井に近い能登半島で地震が起きたことで、初めて大地震を『自分ごと』として捉えるようになった」と言います。二人は、「私たちは、携帯電話や住む家など、全てがそろっている状態が当たり前になっている。いつ福井が被災地になってもおかしくない。災害ボランティアに参加しようか迷っている人がいたら、まずは一度被災地へ行ってみてほしい」と熱く語ってくれました。

※令和5年3月に、福井市と福井市医師会看護専門学校は「災害時の人的支援に関する協定」を結んでいます。この協定は、発災時、人員不足が見込まれる福祉避難所で、学生ボランティアとして清潔援助や着替えの補助などの協力をお願いするものです。

■福井市総合防災訓練を実施します
市内各地で防災訓練を行います。サイレンを合図に、避難行動を始めてください。

日時:6月23日(日)8:00~(雨天決行)
※地区により実施日時が異なる場合があります。
場所:市内の指定避難所(各小学校)
※推進地区:順化地区、社南地区、円山地区、越廼地区
内容:避難訓練、消火訓練、救出・救護訓練など
※内容が異なる地区もあります。

問合せ:救急救助課
【電話】20-3998【FAX】20-3119

●市民みんなで参加しよう!
※朝8時にサイレンが鳴ります
防災訓練の流れ:
(1)サイレンを合図に、地震から身を守る行動を取る。
(2)非常持出品を持って、避難場所(公園や広場など)へ避難する。
(3)自治会長などの点呼・安否確認を受ける。
(4)指定避難所(小学校)へ避難する。(5)消火訓練や救出・救護訓練に参加する。

能登半島地震のような大地震は、いつどのように発生するか予測できません。また、自分がいつ被災者として、過酷な避難所生活を強いられることになるかも分かりません。だからこそ、今すぐにできる対策や備えを万全なものにしておくことが、命を守る上で何より大切です。
避難リュックの準備や家具の固定など、まずは簡単にできることから行動に移してみませんか。

問合せ:広報プロモーション課
【電話】20-5257【FAX】20-5438

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