■げんげん運動 脂質異常症の改善と食事
脂質異常症は、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加、HDL(善玉)コレステロールが減少した状態をいいます。
町民の皆さんの傾向としては、食事からの脂質摂取が多く、若い頃からコレステロールや中性脂肪の値が高い人が多い現状です。
この状態を放置すると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のような病気につながります。食生活を見直すことで、脂質異常症を予防・改善することができます。
◆コレステロール値を改善するための工夫
▽肉類は脂身の少ない部位を選ぶ
・牛・豚…赤身肉の方が脂肪が少なくオススメです。
(脂身が少ない)ヒレ肉《もも肉《ロース肉《バラ肉(脂身が多い)
・鶏…もも肉よりささみや胸肉がオススメです。鶏肉は皮を取り除き、下茹でをして脂肪を落とすと良いです。
※その他、ベーコンやソーセージの取り過ぎにも注意しましょう。
▽大豆製品は積極的に取る
大豆に含まれるたんぱく質には、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
1日の目安量:
豆腐100g(約3分の1丁)
または
納豆50g(1パック)
または
煮豆(小鉢1皿)
▽野菜や海藻類は十分に取る
野菜や海藻類、きのこ等に含まれる食物繊維はコレステロールの吸収を緩やかにしてくれる働きがあります。
1 日の目安量:
野菜小鉢 5 皿
海藻( 小鉢 1 皿)
または
きのこ( 小鉢 1 皿)
▽動物性脂肪の取り過ぎに注意
バターや生クリーム、ラード、牛脂はLDLコレステロールを増加させやすい油です。バターや生クリームはパンや洋菓子に、ラードや牛脂は市販のフライドポテトやカレールー等に多く含まれます。
◆中性脂肪値を改善するための工夫
▽アルコールは適量を守る
多量の飲酒は、中性脂肪の増加につながります。適量を守りましょう。
▽お菓子や甘い飲料は控える
お菓子や甘い飲料は糖質が多く含まれるため、取り過ぎは中性脂肪を増やします。お菓子の量や食べる回数を減らすとともに、飲み物はジュースや清涼飲料水ではなく、水やお茶等の無糖のものを選ぶようにしましょう。
1日の目安量(純アルコール20g):
・ビール…中ビン1本(500ml)
・日本酒…1合(180ml)
・焼酎(35度)…2/5合(約70ml)
・ウイスキー…ダブル1杯(50ml)
・ワイン1杯…(180ml)
お問い合わせ先:町健康福祉課(担当・福井)
【電話】32-6704
■子育てを応援します~育児支援家庭訪問員~
町には子育てを見守り、応援してくださる方がたくさんいます。今回は、育児支援家庭訪問員をご紹介します。
育児支援家庭訪問員は、不安を抱えながら子育てをしているご家庭やさまざまな事情で子育ての負担が大きいご家庭を訪問し、育児の相談に応じています。
また、生後1~3カ月頃のお子さんと保護者を対象に実施する育児学級のスタッフとして、保護者の方がお話を聞きやすいように赤ちゃんをあやしたり、抱っこしたりして教室の運営にも携わっています。
妊娠中からの訪問も行っていますので、育児支援家庭訪問員の訪問を希望される方は、子ども・子育てサポートセンターまでご相談ください。
※育児支援家庭訪問員については、本紙をご覧ください。
対象家庭:妊娠や子育てに不安を持ち、支援を希望するご家庭
訪問頻度:ご家庭の状況に応じて月1~2回
お問い合わせ先:町子ども・子育てサポートセンター(担当・山口)
【電話】32-0192
■高齢期こそしっかり食べてフレイル予防
食生活において、若い頃は主に食べすぎに注意が必要でしたが、高齢期はむしろ栄養不足が心配されます。
食欲が落ちたり、胃腸の消化吸収力が衰えたりして、健康維持に必要な栄養が十分とれなくなった状態を「低栄養」といい、要介護状態に陥る原因にもなります。
高齢期こそ栄養のある食事をしっかりとりましょう。
▽‐毎日実践!ライフスタイルを見直そう!低栄養を防ぐ生活改善のヒント‐
(1)たんぱく質とエネルギー
高齢期に不足しがちなたんぱく質を多く含む主菜(魚、肉、卵、大豆製品等)と、エネルギーとなる主食(ごはん、パン、めん等)を積極的にとりましょう。
(2)定期的な体重チェック
定期的に体重を量ることを習慣にして、気付かない内に体重が減っていないかをチェックしましょう。
(3)毎日の口腔ケア
お口の中が健康でなければ、食事もおいしく感じられません。歯磨き等、毎日の口腔ケアや定期的な歯科健診を忘れないようにしましょう。
オーラルフレイルは、誤嚥性肺炎(※)や飲み込む機能の低下にもつながります。
※食べ物と一緒に口腔や咽頭内の細菌を誤嚥したことによって起こる肺炎
(4)日中の活動的な暮らし
体を使った趣味やボランティア活動への参加等、人とのつながりを大切にした活動的な生活は食欲の増進にもつながります。
お問い合わせ先:町健康福祉課(担当・山本佳代子)
【電話】32-6704
<この記事についてアンケートにご協力ください。>