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みはまシナプスプロジェクト 「空間づくりの方向性と実証実験」

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福井県美浜町

町では、みはまシナプスプロジェクトと銘打ち、JR美浜駅から町生涯学習センターなびあすまでを「にぎわいゾーン」とし、整備を進めています。
今月号では、にぎわいゾーンにおける空間づくりの方向性と実証実験についてお伝えします。

■まちの挑戦1 「空間づくり」に多くの方が関わる
みはまシナプスプロジェクトは、多くの人とつながり、対話を通してみんなで答えを作っていくことを大切にしています。
利用する人が使いやすく居心地がよい、多くの人がワクワクできる、そんな願いを「空間づくり」で実現するため、ワークショップを開催しています。
令和5年度には「にぎわいゾーンでどんなことをしてみたいか」「どんな場所にしていきたいか」等をテーマにワークショップを開催し、さまざまな意見が出されました。
ワークショップでの意見をまとめると、次の5つの方向性が浮かび上がってきました。

▽方向性1
「歩いて楽しいメインストリート」楽しさやにぎわいのある商業・居住空間・JR美浜駅と美浜町役場及び町生涯学習センターなびあすをつなぐ、歩いて楽しい・歩きたくなるメインストリートを実現し、美浜らしい町並みとにぎわいのある沿道景観を形成します。

▽方向性2 「自然と触れ合える誰もが集い憩える広場」
美浜の魅力である田園風景や地域資源を活かし、誰もが集い憩える公園広場を整備します。また、水路と小道によって回遊性の高い空間とします。

▽方向性3 「美浜らしい景観と商店街の再生」
かつて丹後街道として栄えた商店街を継承し、にぎわいを取り戻します。また、風格のある町並みを保存・活用することで、美浜らしい景観を形成します。

▽方向性4 「みんなが使えるまちなか交流拠点」
地域住民のコミュニケーションの場として、まちに開かれた明るい空間をつくります。また、ゲストハウスの機能を有し、美浜の魅力を感じながら、地域住民とゲストが交流できる場所とします。

▽方向性5 「原風景を活かした心地よい場所」
子どもたちが自然の中で、のびのびと活動できる空間を整備します。また、地域資源や原風景を活用しつつ、誰もが利用できるフレキシビリティ(※)に富んだ場所とします。
※柔軟性や適応性、しなやかさを意味します。

◆空き家をトライアル・ショップに!
町並みの保存・活用を目的に、現在「放課後教室サン」の活動の場として利用している空き家をトライアル・アンテナショップに改修し活用するため、6月27日にワークショップを開催しました。
このワークショップは、福井大学との共同研究の一環として実施され、当日は起業者、自主活動を活発にされている町内のメンバーが集まり、どんな空間にしたら人が集まるか、起業に向けたチャレンジがしやすいか、また多様な使い方ができるか等、多くの意見が交わされました。
※トライアルショップ…創業希望者に対し実践の機会を提供する施設。リアルな店舗を経験し、経営のノウハウを学ぶ。
※アンテナショップ…情報を発信するとともに、町内の特産品や飲食ブース等を設置している施設。

◆にぎわい交流センター(仮称)の建設
誰もが使えるまちなか交流拠点として「にぎわい交流センター(仮称)」を町道駅前線沿いに建設します。
この施設は「放課後教室サン」の活動拠点となるほか、他地域との交流、多世代がつながる場として「みはまシナプスプロジェクト」の主要な施設になります。

▽施設概要
1階 コミュニティスペース及びコワーキングスペース
人との交流を通して育まれる学びのスペース。また、学生や社会人の学びを促進する場として、起業セミナー等も開催していく予定です。
2 階 ゲストハウス
最大12人が宿泊可能で、インターンシップの参加者や今後展開していく子どもたちの他地域との交流事業での活用を想定しています。

■まちの挑戦2 公共空間を活用した実証実験
まちづくりに関わる人がより楽しく、ワクワクする地域をつくる施策として、道・公園・広場・河川等、さまざまな公共空間でまちのコンテンツや人々の活動が展開される取り組みが全国各地で進められています。
町でもJR美浜駅からなびあすまでの町道駅前線を活用し、令和5年度のワークショップで出された意見を取り入れながら、「空間づくり」に活かすための実証実験を実施していきます。
・歩いて楽しい、歩きたくなる道にするにはどんな工夫と取り組みが必要?
・昔あったお店やイベントを再現してみるとどんな人が集まってくる?
・安全な親水空間があったらどんな光景が生まれる? 等
上記の仮説を立てさまざまな試行を繰り返すことでみはまシナプスプロジェクトが目指す美浜らしいにぎわいを描けると考えています。

この5つの方向性を指針とし、JR美浜駅から町生涯学習センターなびあすまでの「空間づくり」を順次進めていきます。少しずつではありますが、変化するにぎわいゾーンにご注目ください!

お問い合わせ先:町まちづくり推進課(担当・大同)
【電話】32-6701

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