■子どもの弱視について
弱視とは、医学的には「視力の発達が障害されておきた低視力」であり、眼鏡をかけても視力が十分でない状態のことです。
人の視力は3歳頃までに急速に発達して6~8歳頃に完成し、生涯の視力が決まると言われています。子どもの弱視は、本人からの不自由な訴えがないことが多いため日常生活で気づかれにくい特徴があります。弱視は感受性(脳が反応する)のある適切な時期に治療を行うことで視力が発達する可能性が高いため、早期発見・早期治療が重要です。
参照:消費者庁
町では、3歳児健康診査で屈折検査を行っています。屈折検査とは、屈折異常(遠視・近視・乱視)を他覚的に機械で測定する検査です。近年、視力異常のある子が増加しており、令和4年度では、健診を受けた子のうち10人に1人は精密検査を受けています。
視力の感受性が高い乳児期~3歳頃の子どもの長時間のメディアの利用は、視力の発達がうまくいかない原因にもなります。スマホやタブレットだけでなく、ふれあい遊びや散歩、外遊びなどで子どもの体力・運動能力そして視力を含めた五感を育みましょう。
問合せ先:子育て世代包括支援センター
【電話】34–8821
<この記事についてアンケートにご協力ください。>