■〔みんなで支え合う介護保険〕本人の希望を尊重し介護サービスを選ぶ
人は年齢を重ねると、介護が必要になる時があります。介護サービスの利用は、高齢者が自ら望む環境で生き生きと生活することにつながります。介護保険課の吉田有佑さんに話を聞きました。
◆まずは要介護認定申請から
介護保険制度は、40歳以上の被保険者が保険料を納め、介護が必要になったら介護サービスを利用できるというものです。1~3割の費用負担でサービスを受けられます。介護が必要かもしれないと感じたら、要介護認定申請を行います。介護の必要性を示す「要介護状態区分」を市が認定。区分は、要支援1~2と、要介護1(軽度)~5(重度)の7段階に分けられます。
認定された区分を基に、本人や家族は地域包括支援センターや居宅介護事業者などのケアマネジャーと相談し、サービスを決定します。申請は介護保険課、各総合支所市民福祉課、各市民センター、インターネットでもできます。気軽に申請、相談してください。
◆本人の意思に沿った支援へ
介護サービスは、さまざまな種類があります。デイサービスや訪問介護、ショートステイなどの在宅サービスや施設へ入所する施設型サービスがあります。
本人がどのように過ごしていきたいかを尊重しながら、ケアマネジャーなどと一緒にサービスを選びます。ためらわずに利用してもらえたらと思います。
問い合わせ先:介護保険課
【電話】0942-30-9205
【FAX】0942-36-6845
◆高齢者に関する相談は地域包括支援センターへ
地域包括支援センターは、保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士などが連携しながら高齢者の生活を総合的に支援しています。介護サービスだけでなく、健康、介護予防や日常生活の困り事、金銭管理への不安などさまざまな相談に応じます。センターは市内に11カ所あり、地域ごとに分かれています。受け付け時間は平日の8時30分から17時15分まで。利用は無料です。担当のセンターは、市ホームページで確認してください。
問い合わせ先:長寿支援課
【電話】0942-30-9038
【FAX】0942-36-6845
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