久留米広域消防本部が管轄する久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町、大木町の令和5年の消防統計がまとまりました。
■火災による死者が増加
火災は130件発生し、前年から11件減少しました。火災による死者は8人で、前年の5人より3人増加。うち、逃げ遅れによる死者は5人でした。
火災の主な原因は、「たばこ」が12件、落ち葉たきなどのたき火が11件、コンセントなどの電気配線の異常によるものが8件です。1位のたばこは、灰皿以外の燃えやすい場所に捨てられて火災になったケースが多く見られました。吸い殻を水につけるなどして確実に火を消し、寝たばこはやめましょう。
問い合わせ先:久留米広域消防本部予防課
【電話】0942-38-5159
【FAX】0942-38-5172
■救急車の出動が過去最多に
救急車の出動件数は、2万5406件で、前年から1881件増加。1日あたり、約69.6件、約20.7分に1件の割合で出動しています。搬送者数は2万3241人で、前年から1734人増加。出動件数・搬送者数ともに過去最多を更新しました。
■自然災害による対応件数増
消防隊が救助のために出動した件数は377件。令和4年から95件増加しました。平成30年の399件に次ぐ、過去2番目に多い件数になりました。
7月10日の大雨に伴う対応は計133件で、救急車の出動件数が9件、救助件数が65件、警戒出動が59件でした。
問い合わせ先:久留米広域消防本部救急防災課
【電話】0942-38-5158
【FAX】0942-38-5172
■救急車を呼ぶか迷ったら「#7119」
救急車の出動件数が年々増加しています。出動が増加すると、搬送する病院が決まりにくくなったり、救急車が不足して到着が遅れ、救える命が救えない事態になったりする恐れがあります。
救急車を呼ぶべきか、病院に行くべきか判断に迷ったときは、「#7119」に電話をしてください。意識がない場合や、突然の激しい頭痛・胸痛などの緊急時は、迷わず救急車を呼んでください。
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