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熱中症予防は5月から 室内でも要注意 エアコンで温度調節を

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福岡県久留米市 クリエイティブ・コモンズ

気温や湿度が上昇すると、熱中症にかかる危険性が高くなります。熱中症にならないためのポイントを紹介します。

●熱中症搬送者が大幅増加
昨年度、久留米市の熱中症搬送件数は318件で、令和4年度の181件から大幅に増加しました。うち半数は65歳以上で、夜間や屋内での発症も増えています。
熱中症は、めまいや立ちくらみ、汗が止まらないといった症状に始まり、頭痛、吐き気、体のだるさへと進行。重度になるとけいれんや高熱を発症したり、まっすぐ歩けなくなったりすることも。最悪の場合、死に至ることもあります。症状が出たら、衣服を緩めて体を冷やしてください。意識があり、吐き気がなければ、水分と塩分の補給を。自分で飲めない、動けない時は近くの人に助けを求めるか、119番をしてください。

●小まめな水分補給を
熱中症は暑さに体が慣れていない5月からかかりやすくなります。次の項目を参考に、早めの予防を心がけてください。
・エアコンや扇風機を使う
・喉が渇いていなくても、1時間にコップ1杯を目安に水分補給をする。入浴前後や起床後はまず水分・塩分を補給
・部屋の温度を測り、暑さ指数を確認する
・窓とドアなど2カ所を開けて風通しを良くする
・シャワーやぬれたタオルで体を冷やす
・暑い時は無理に体を動かさない
・涼しい服装をする。外出時は日傘や帽子を使う
・涼しい場所・施設を利用する
・緊急時や困った時の連絡先を確認

■声掛けで熱中症を予防
熱中症予防を呼び掛けている民生委員の北島節美さんに話を聞きました。

高齢者や生活に困っている人などに定期的に声を掛けています。この時期は温度や湿度、熱中症指数が分かる熱中症計を確認しながら、予防をするように伝えています。高齢者は身体機能が低下して、汗をあまりかかないため、なかなか水分を取らなかったり、暑さを我慢してエアコンを使わなかったりすることがあります。熱中症を防ぐためには、近所の人たちで体調を気に掛け合うことが大切だと思います。私たちと一緒に地域全体で見守り合ってほしいですね。

◎北島節美さん。平成28年から民生委員。熱中症計を首に掛けて、地域を見回ります

問い合わせ先:健康推進課
【電話】0942-30-9331
【FAX】0942-30-9833

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