■健康コラム 昨年の健診結果を振り返り、新年の健康目標を立てましょう
みなさん、新年の抱負は立てましたか。「一年を健康に過ごしたい」と願う人は多いのではないでしょうか。新たな年を楽しく過ごすためにも、今年は健康についての抱負も立ててみませんか。
○昨年の健診結果を振り返る
今年の健康目標を設定する前に、自分の健康状態を振り返ってみましょう。昨年の健診結果はいかがでしたか。結果の数値に「H」や「L」がついているものはありませんでしたか。近年、日本で増加傾向にある「生活習慣病」は、重症化するまで症状が現れません。そのため「生活習慣病は症状もないからどうってことはない」と、よく聞きます。しかし、症状がないからと放置していると、高血圧、高血糖、高脂血症等が進行していき、将来的に大きな病気につながる可能性があります。健診は自分の体の健康状態を知るための大事な指標です。年に一度は健診を受診し、健康状態のチェックをしましょう。
○食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足
年末年始は食生活の乱れや飲酒の機会の増加、寒さによる運動量の減少により、健康状態に影響が出やすい時期です。自分の体を鏡でみたり体重計にのったりして、セルフチェックしてみましょう。いつもよりお腹が出ていたり、体重が増えたりしていませんか。
○年末年始の生活習慣では、4つのポイントを確認しましょう
(1)体重を毎日測る
時間を決めて測ることで、体重の変動が分かります。「今よりも体重を増やさないようにしよう」という気持ちを持つことが大切です。
(2)バランスの良い食事を心掛ける
フライドチキンやポテトなどの揚げ物、ジュースやケーキなど甘い物の食べ過ぎは肥満につながる恐れがあります。また、1個50gの切り餅2個は、ご飯1杯と同じくらいのカロリーがあります。食べ過ぎには注意し、野菜もたっぷりとりましょう。
(3)適正な飲酒量を守る
適度な飲酒量は、純アルコールで1日20g程度と言われています。ビールに換算すると、中瓶1本分(500ml)です。週に2日は休肝日を設けて、肝臓を休ませてあげましょう。
(4)体を動かす
散歩やラジオ体操、家事など、1日1回は体を動かしましょう。10~15分のウォーキングなどの運動を1日に2回取り入れるのがおすすめです。
[日本肥満学会の肥満度判定基準]
BMI:肥満度判定
18.5未満:低体重(やせ)
18.5~25未満:普通体重
25~30未満:肥満(1度)
30~35未満:肥満(2度)
35~40未満:肥満(3度)
40以上:肥満(4度)
肥満度を表す指標「BMI」を計算してみましょう。身長と体重から簡単に割り出すことができます。
BMIが18.5~25未満が普通体重の判定となりますが、22のときの体重は標準体重と呼ばれ、最も病気になりにくい状態とされています。また、25以上は肥満の判定となり、高血圧などの生活習慣病にかかるリスクが2倍以上になります。日頃の食生活を振り返り、適度な運動を取り入れるなど、生活習慣改善に取り組みましょう。
計算式:
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
注)身長はcmではなく、mで計算します。
■健康相談実施中
毎月、各地区で保健師および管理栄養士が健康相談を行っています。生活習慣病の予防や改善のための相談、健康づくりや栄養に関する悩みなどの相談にお役立てください。「健康は第一の富である」という名言もあるように、体が資本です。健診の継続受診や日々の生活習慣を振り返り、心機一転新しいスタートを迎えましょう。
問合せ:健康推進課保健指導係
【電話】23・1352
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