■人権作文に学ぶ
8月は日本にとって、そして世界にとって、決して忘れてはならない歴史が刻まれた月です。市立学校では、戦争の悲惨さと平和の尊さ、命の大切さを学ぶためにさまざまな平和学習が行われています。今回は、入部七海さん(作文執筆当時は矢部清流学園6年生)の一遍を通して、人権と平和について考えてみましょう
※作文は本紙P.21をご覧ください。
■入部さんは、現在矢部清流学園7年生。当時を振り返りながら、今の気持ちをお話しいただきました。
▽この作文に込められた思いを聞かせてください。
「実際に被爆された人のお話を初めて聞いて、戦争は絶対にしてはだめだ、と強く思いました。今も世界の多くの地域で戦争が起きています。平和な世の中にするために、まず身近なところから喧嘩をしないとか、人を傷つけないようにするとか、私たちにもできることがあるんじゃないかと思って書きました」
▽平和学習で学んだことを、何か実践されていますか?
「永井隆記念館で資料を見て、自分自身も病気や被爆で苦しいのに、他の人を助けようと力を尽くされた永井博士には勇気をもらいました。7年生になって、1、2年生と一緒に遊ぶ計画づくりをしたのですが、考えたり実行するときに周りを見て、より気にかけることができるようになりました。永井博士のような生き方をしたいという思いと、物事を決める時にはしっかり話し合いたいという思いが、その時にも活かせたと思います」
▽八女市の皆さんにメッセージをお願いします。
「自分のことだけでなく周りを見て行動し、困っている人がいたら助けようとすることは、大人になっても大切なことだと思います。みんなで一緒にそんな意識が持てる八女市の皆さんであってほしいです」
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