〔健康コラム〕
◆安全な環境づくりでこどもの事故を防ごう!
こどもの死亡原因は、誤飲、溺水などの「不慮の事故」が多く、死亡にいたらないまでも、日常生活の中で多く発生しています。わが子を事故から守るためにできることは何なのか、一緒に考えていきましょう。
「こどもの事故の大半は、大人のこころがけで減らすことができます!」
◆起きやすい事故と予防のポイント
▽誤飲事故
こどもは生後5か月ごろから、手につかんだものを何でも口に持っていくようになります。のどが狭く、飲み込んだり吐き出したりする力が弱いため、窒息を起こすことがあります。
小さな玩具、電池、たばこなど危険なものは、手が届かない場所に片付けましょう。
たばこや薬等の誤飲は、中毒症状が出ることがあるため、病院に連絡し受診をお勧めします。
▽水の事故
こどもは音をたてずに静かに溺れる場合が多く、鼻と口を覆うだけの水があれば、3cm程度の深さでも溺れてしまいます。こどもは顔が水につかったときにすぐに体勢を直すことができないため、海や川、家庭用プールはもちろん、お風呂でもこどもから目を離さないようにしましょう。
楽しく安全に遊べるよう、体に合ったライフジャケットなどを準備し、水難事故を防ぎましょう。
▽転落・転倒事故
転落事故は、一人で歩き始める1歳から2歳ごろから増え始め、3歳から4歳で最も多くなっています。走ったり登ったり活発な動きができるようになりますが、まだ危険かどうかを判断することが難しく注意が必要です。
事故を防ぐには、こどもの手が届かない場所に補助錠をつけたり、ベランダや窓のそばに踏み台になる家具を配置しないなど室内のレイアウトを工夫することも対策の一つです。
どんな事故が起こりやすいかをよく知って、身の回りをこどもの目線で再点検してみましょう。
問い合わせ:子育て支援課こども家庭係
【電話】24・8282
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