【ふるさとの恵みと誇りを未来につなぐ安心と成長のまち八女の実現に向けて】
6月30日(日)、八女市制施行70周年・合併15周年記念式典をおりなす八女ハーモニーホールで行いました。市内外から多くの来賓や市民の皆さんにご出席いただき、八女市が誕生してから70年と合併15年の節目を祝いました。
式典で三田村市長は「近年の八女市の歩みを振り返ると、インフラ整備や地域公共交通の充実、人口減少・少子高齢化対策、災害対策など安全・安心のまちづくりを推進してきました。平成24年7月の九州北部豪雨災害は、甚大な被害を及ぼしましたが、被災された皆さんの懸命な努力と、全国から寄せられた支援のおかげで、平成30年度には復旧・復興を成し遂げました。令和という新たな時代になり、新型コロナウイルス感染症の流行や、国際社会情勢の不安に直面していますが、市民の皆さんとの絆を大切に守りながら、ふるさと八女に誇りを持って暮らせるまちづくりに、全力で取り組んでいきます」とあいさつしました。
また、1個人と1団体が市制功労者として表彰を受けました。受賞者の大坪修さんは「中学2年生のときに福島で剣道をやっていました。西日本大会で優勝して、一つのことを頑張って続けたことが自信につながりました。八女の地に育ったことが私にとって非常にプラスになっています。その恩返しとして父の代から始まった奨学金を続けていきたいと思います」と述べられました。NPO法人世界子ども愛樹祭コンクール・コスモネット理事長の山中洋一さんは「この事業を今日まで続けてこられたのも先輩諸氏、八女市、教育委員会、学校等のご理解、ご支援のたまものです。この感激を糧として決意を新たに、関係者一同栄誉に報いたいと思います」とお礼を述べられました。
式典開始前には、八女学院中学・高等学校吹奏楽部によるオープニング、表彰式の後には八女ジュニア合唱団のアトラクションが行われ、式典に花を添えました。
▽市制功労受賞者
大坪修さん
(八女市大坪奨学金の運営資金として多額の寄付により、青少年育成に貢献)
▽市制功労受賞者
NPO法人世界子ども愛樹祭コンクール・コスモネット
(平成18年から毎年世界子ども愛樹祭コンクールを開催し、森や木、郷土を愛する心を啓発)
【八女市の歩み】
・昭和29(1954)年4月1日 八女市誕生
・昭和31(1956)年 八女市で福岡県内初となる小学校全校完全給食が実現
・昭和35(1960)年 矢部村の日向神ダムが完成し、観光遊覧船就航
・昭和36(1961)年 黒木町、矢部村、星野村の三森林組合で県下初の「八女森林組合共販所」を設立
・昭和42(1967)年 大島・矢部川間を結ぶ国道3号バイパスが開通
・昭和43(1968)年 平和の火が完成
・昭和48(1973)年 九州縦貫自動車道の八女インターチェンジが開設/八女地区県営農地開発パイロット事業完了
・昭和52(1977)年 「八女福島仏壇」が国の伝統的工芸品に指定/「八女福島の燈籠人形」が国の重要無形民俗文化財に指定/「松延家住宅」が国の重要文化財に指定
・昭和53(1978)年 北部九州最大の前方後円墳岩戸山古墳を含む「八女古墳群」が国の史跡に指定
・昭和60(1985)年 国鉄矢部線廃止
・昭和61(1986)年 八女伝統工芸館開館
・平成元(1989)年 星野村の村制100周年を記念して「九州和太鼓フェスティバル」開催
・平成2(1990)年 立花町で「第1回立花町観梅会」開催
・平成3(1991)年 九州最大級の天体望遠鏡を備えた「星の文化館」開館
・平成5(1993)年 上陽町で「全日本きんま選手権」開催
・平成7(1995)年 「万灯流し」開始/原爆の火を守る「平和の塔」が星のふるさと公園に建立
・平成10(1998)年 「べんがら村」が開館
・平成11(1999)年 「旭座人形芝居会館」が開館
・平成12(2000)年 「八女津媛浮立館」が開館
・平成13(2001)年 「八女提灯」が国の伝統的工芸品に指定
・平成14(2002)年 「八女福島の白壁の町並み」が重要伝統的建造物群保存地区に選定
・平成17(2005)年 「道の駅たちばな」が開館
・平成18(2006)年 八女市と上陽町が合併
【合併後、新生八女市の歩み】
・平成22(2010)年 八女市と黒木町、立花町、矢部村、星野村が合併し新八女市誕生
・平成24(2012)年 大韓民国巨済市との姉妹都市協定締結
・平成25(2013)年 福岡市天神にアンテナショップ「八女本舗」がオープン
・平成26(2014)年 子育て支援総合施設「やめっこ未来館」オープン/奈良県吉野町と友好交流都市を締結
・平成27(2015)年 静岡県吉田町と「災害時相互応援協定」を締結/岩戸山歴史文化交流館「いわいの郷(さと)」オープン/「八女伝統本玉露」国の地理的表示(GI)登録
・平成28(2016)年 「田崎廣助美術館」オープン/「杣のさと」オープン/「げんき館おおぶち」オープン
・平成29(2017)年 県内初の義務教育学校「上陽北汭学園」開校
・平成30(2018)年 県道八女香春線「合瀬耳納トンネル」完成
・令和2(2020)年 大阪府高槻市と「包括連携協定」を締結
・令和3(2021)年 「奥八女焚火の森キャンプフィールド」完成
・令和4(2022)年 「べんがら村」リニューアルオープン
・令和5(2023)年 福岡の八女茶発祥600年
※八女市記念事業ページ、八女市制70周年記念誌、記念式典の映像(YouTube)の二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
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