◆きずなを紡ぐ、こころゆるせる居場所 教育支援センター「あすなろ教室」
教育支援センター(あすなろ教室)は、子どもたちにとって、学校でも家庭でもない第三の居場所・行き場所です。いろいろな事情で小中学校に通うことが難しい市在住の児童生徒の自立に向けて、教育相談、体験活動や学習のサポート、専門家によるカウンセリングなど、さまざまな支援を行っています。
開設日は平日の10時から15時、自学を中心に、創作活動、教養的活動、野外活動、スポーツなどを行っています。定期的に在籍校と連携し、出席状況や学習内容、活動の様子を共有しています。また、あすなろ教室に出席した日は、学校の出席と同様に扱われます。
小学生は、保護者の送迎を原則とします。中学生は送迎のほか、徒歩や自転車、バスで通級できます。通学路や自転車、交通機関利用については、個別に話し合って決めます。
▽利用者の声
あすなろ教室ってどんな場所?
・家や学校とは違う自分の居場所。
・自分のペースで学習できる場所。
・少人数なのでざわざわしておらず過ごしやすい。
・先生たちが自分の話を聞いてくれて安心できる。
通ってみてよかったところは?
・学校以外に通える場所があり、気持ちが楽になった。
・自分の勉強スタイルが見つかって、そのおかげで行きたい進学先が見つかった。
・周りの人たちが話しやすく、自分から話せるようになった。
▽あすなろ教室は“みんなの楽行(がっこう)”
スマートフォンやパソコンの普及による学び方の変化など、子どもも大人も悩みは複雑多様化しています。それでもやはり、人と人とのふれあいや、つながりを持つことの大切さは変わりません。
学校で学ぶことはもちろん重要ですが、何らかの事情で学校に行けない子どもたちにとっては、あすなろ教室での学習や屋外活動でしか得られない新たな気づきもあります。たとえ少しずつでも、人との関わりが楽しみになったり、心をゆるせる存在ができたり。それが少しの自信につながり、次のステップへ向かう原動力になります。
新たな施設は、広い空間でプライバシーを意識しながら過ごすことができます。見学や体験、通級が難しい場合は在宅訪問も可能なので、支援が必要か迷ったら、まずはお問い合わせください。
教育支援センター長
野中 慎治(のなか しんじ)さん
▽教育支援センター(あすなろ教室)とある一日の流れ
10時~10時30分:朝の会
↓
10時30分~12時05分:学習タイム
↓
12時05分~12時50分:昼食・昼休み
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13時~14時30分:体験・外遊び・スポーツレクリエーション活動
↓
14時30分~15時:掃除・帰りの会 振り返り
※学習のスタイルは自分で決めます(毎日・数日登校、全日・午前・午後・在宅コースなど)。
※社会体験学習や長期休業スクーリング、専門家(スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー)によるカウンセリングや相談支援なども行います。
問合せ:あすなろ教室
【電話】942-0989
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