◆わたしの声をきいて!! 「子どもの権利について考えよう」
(1)わたし、習いごとがしたいな
(2)それなら、スイミングがいいわね!
(3)スイミングか~。本当はピアノがいいな…。
でも、わたし子どもだしわたしの意見は、言わない方がいいのかなあ…
(4)そんなことないよ。子どもにも自分の意見を言う権利があるんだ。
子どもの権利を守る「こどもの権利条約」があるんだよ。
「子どもの意見ばかりきいていたら、ワガママな子どもになるのではないか?」と思うかもしれませんが、「意見をきく=言いなりになる」ことではありません。子どもを一人の人間として尊重し、意見をきくことが大切です。大人には、子どもが健全に成長し自立するために、必要なサポートをする責務があります。
▽こどもの権利条約
世界中の子どもたちが安心して自分らしく過ごせるように、その大切な権利を守るために作られました。この条約は1989年に作られ、日本は1994年に守ることを決めました。子どもたち一人ひとりが大切な権利を持っていることを認識し、守っていく必要があります。
「こどもの権利条約」は、子どもの権利を守るためにたくさんの約束が決められていますが、その中でも、特に大切な4つの柱があります。
・差別されない
2条「差別の禁止」
国や性別・言葉・宗教・意見など、どんな理由でも差別されない。
・あなたが一番
3条「最善の利益」
子どもに関することを決める時は「子どもにとって最も良いことは何か」を第一に考える。
・守られる命
6条「生命・生存・発達の権利」
命が守られ、成長できるよう、医療・教育・生活の支援を受けることができる。
・意見は大切
12条「意見を表す権利」
自分に関係あることについて自由に意見を表すことができる。その意見は発達に応じて十分に考慮される。
▽子どもの権利を守る第一歩は、大人が子どもの声に耳をかたむけることです。
・日頃からのコミュニケーション、関係づくりを心がけましょう
・子どもの話を受け止めましょう(自分の意見を押しつけない、誘導しない)
・子どもの意見を否定しないようにしましょう
・話してくれたことに「ありがとう」と伝えましょう
◆子ども・若者相談室
子育てに悩んでいる保護者、家族や友人関係で悩んでいる子どもからの相談をお待ちしています。
・子ども・若者相談室
【電話】942-1001
問合せ:子ども家庭センター
【電話】942-1159
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