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シリーズ人権を考える(300) THE HUMAN RIGHTS

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福岡県古賀市

◆知ってる?「部落差別」のこと
県では、同和問題を正しく理解し、市民一人ひとりの人権が尊重される社会をめざすため、7月を「同和問題啓発強調月間」としています。

部落差別(同和問題)は、わが国特有の人権問題。日本国憲法が保障する基本的人権に関わる重大な社会問題であり、身近に潜む「差別」です。
「聞いたことはあるけれど、よく分からない」という人も、「知ってるよ!」という人も、一度回答を隠して次の問いかけにぜひチャレンジしてみてください。

※Aはあくまで回答例です。

Q.「部落差別」ってなんだろう?
A.「部落差別」とは、被差別部落とされていた地域に住んでいる、出身である、ルーツがあるというだけで就職や進学、結婚、交友関係など、あらゆる状況で差別を受けることです。

Q.部落差別なんて昔のこと。今はないんでしょ?
A.現在でも、インターネット上などで被差別部落を特定しようとする、差別的な書き込みをするなど、差別事象は続いています。
また、2016年制定の「部落差別の解消の推進に関する法律」には、「現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況の変化が生じている」と明記され、必要な教育と啓発を行うこととされています。今もなお苦しむ人がいる人権課題として、今後も啓発活動が必要なのです。

Q.どこが「部落」か、わからないんじゃ、配慮もできないのでは?
A.配慮であっても、「○○の出身」「○○にルーツがある」という理由でほかの人と分けて考えることは、相手にとっては「あなたは他と違う」と言われているように感じるのではないのでしょうか?

現代は、さまざまな情報であふれています。無知のままでは、「差別」を「差別」であると認識できず、正しい情報かどうかの判断ができません。私たち一人ひとりが「正しく知り、差別をしない判断ができる」ようになっていく必要があります。

▽7月13日(土)「第44回古賀市同和問題を考える市民のつどい」開催
一人ひとりの人権が尊重され、すべての市民が心豊かに暮らせる「いのち輝くまちこが」をめざしていきましょう。
*10時~12時
*リーパス大ホール

問合せ:人権センターWith(ウィズ)
【電話】942-1128

◆2023年度 人権標語
※詳しくは広報紙をご覧ください。

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