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(特集)仲間と育む心・技・体(1)

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福岡県吉富町

~スポーツの秋!中学生のみんなスポーツしようぜ!~
スポーツを通じて、心身の成長ができる。困難なことにチャレンジすることで「やればできる」という感覚や自己肯定感を高めることができる。スポーツは生徒の心身の健全な育成と豊かな人間形成を図る上で、極めて大きな意義をもつといえます。今月はスポーツの秋特集!吉富中学校の運動部に取材をして各部活の魅力ややりがいを聞きました。

■野球部顧問
濵本 一夢(はまもとかずむ)2年1組担任
今のチームの2年生は、ほとんどが中学校から野球を始めています。しかし今では、野球をやってきた子と負けず劣らずのプレーをみせてくれています。ここまでの選手に成長してくれた理由は、「心から野球が好き」だということです。野球が好きで入部してきて、もっと上手になりたいという思いで練習に励んでいます。また、選手たちは、向上心が本当にあって、部活動の練習だけでなく、家に帰ってからも素振りやキャッチボールなど、野球に時間を費やしていて、彼らが頑張っているから自分ももっと頑張ろうって気持ちになります。
私自身も学生時代は、野球部に所属していました。もちろん野球は好きでしたが、時には「練習行きたくないな」「野球、面白くないな」と思うこともありました。その経験があるからこそ、今の選手たちの姿には感心させられます。まさに「好きこそものの上手なれ」とは、このことなのだと実感しています。
働き方改革、部活動を地域移行へ。部活動の在り方はこれからどんどん変化していくでしょう。それでも部活動の本質は変わりません。そこに一生懸命な姿がある以上、自分の全てを注ぎ込みたいです。そのチーム、そのメンバーでしか味わえない楽しさをやりがいにし、いつまでも部活動に携わっていきたいと思っています。

■柔道部顧問
姥 玄一郎(うばげんいちろう)3年3組担任
2年生が入部してから約1年半、チームとして少しずつ形になってきたと思っています。今年の夏の中体連では、女子が県大会でベスト8、男子が全員2年生のチームで県大会ベスト4と着実に力をつけています。ただ、3年生が引退し新チームになってからは思うように結果が出せず課題が多く残っています。
生徒には、強くなってほしい、勝ってほしいと常々願っていますが、まずは、当たり前のことを確実に実行することを身に着けてほしいと思っています。特に、あいさつ、言葉遣い、礼儀、時間や期限を守る、掃除を丁寧にするなど、これから社会に出るために必ず必要になる大切なことです。また、何か一つのことに秀でていて、素晴らしい結果を残したとしても、当たり前のことができていない人は、周りの人に応援してもらえません。そういうことで、当たり前のことをおろそかにしないように常に指導しています。柔道の選手として活躍する前に、人として周りから認められ、信頼される人になってほしいです。
これから、中体連の新人戦、来年度の夏の大会へと続いていきます。私も生徒もまだまだ未熟で課題だらけですが、周りの方々への感謝を忘れずに、一歩ずつ成長し、最高の結果を残し、「最高のチームだったね」と笑顔で終わりたいと思っています。

◇スポーツが心身の成長にもたらす効果
〇生涯にわたりスポーツを楽しむ習慣が身に付き心身の健康を保持できる。
〇協調性やチームワーク、礼儀を学ぶ機会を多くもてる。
〇チャレンジ精神や自己肯定感を高めることができる。

知・徳・体のバランスのとれたチカラは、こども達が生きていくうえで必ず必要になってくるものです。知「確かな学力」、徳「豊かな人間性」、体「健康・体力」を育んでいくためにもスポーツは欠かすことのできない極めて大きな意義を持ちます。

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