町では、厳しい財政状況の中、限られた財源を活かしサービスを行っています。
税金がどのようにいかされているのか。令和6年度予算案の概要をご報告します。
近年、本町ではSDGsや脱炭素、かわまちづくり、こどもまんなか、ワンヘルスなど、様々な分野で新しい取り組みを始めるとともに、LINEによる「スマホ町役場」の構築や小学校給食費の助成等をはじめとした住民向けのサービスや支援も充実させてきました。
今年度は、これまで種をまき、芽吹いてきた政策をしっかりと根付かせ、成長させる一年と位置づけ、町民の幸せを一番に考え、身の丈に合った「地に足のついた」内容として、継続性、持続性を重視した予算を編成しました。
■一般会計の概要
町の主財源である町税は0.7%減少したものの、地方交付税は4.1%、国・県支出金は15.2%の増額が見込まれます。一方扶助費や公債費、物件費など歳出は全体的な増額が見込まれ、これらの将来負担を見据え、限られた財源の中であっても行政サービスを確保できるよう、既存事業や新規事業等を充分に精査し予算を編成しました。
■特別会計の概要
特別会計は、予算を使用する用途が限定されています。一般の歳入歳出と区別して行われている会計です。町には国民健康保険、後期高齢者医療、奨学金、地方公営企業法が適用される水道事業、下水道事業の5つの特別会計があります。
特別会計の中でも国民健康保険は、被保険者数が減少しているものの、一人当たりの医療費は県内でもワースト1になるなど、後期高齢者医療と併せて厳しい医療財政状況が続いています。各保険とも、保健事業や医療費適正化事業に力を入れ、財政運営の健全化につなげていきます。
水道事業では、継続的な安定給水のための事業を引き続き実施していきます。下水道事業会計については、14.8%の増額となり主な要因は下水道環境を良くするための工事費となっています
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