広津上区(広津605番地17宅地内)にある「石造地蔵立像」、「石造観音坐像」、「石灯籠」と八幡古表神社にある古地図「小祝ノ絵図面」を新たに町文化財に指定しました。
石造地蔵立像、石造観音坐像、石灯籠は、文字が読めない部分は多いものの、刻まれた文字から江戸時代前期の作品と推定され、石造地蔵立像と石造観音坐像は御影石製として類例が少なく、重要であることから指定しました。
小祝ノ絵図面は2枚とも江戸時代末期のもので、小倉領と中津領との境界争いに伴って作成されたもので、当時の八幡古表神社周辺の地形、集落、地名や皇后石、伝統漁法の石干見(いしひみ)などが描かれていて、吉富町の歴史や地形の変化を理解するうえで貴重な資料であることから指定しました。
「吉富町の文化財」として親しまれるように、これからも貴重な資料の保存や活用を行います。
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