交通事故ゼロを目指して
よしとみまち交通事故ゼロ宣言
「秋の交通安全県民運動」期間に合わせて、町内でもさまざまな取り組みが行われます。交通事故はいつ起こるか分かりません。交通事故を少しでも防ぎたい。町では痛ましい事故を少しでも減らしたいと活動を続ける人たちがいます。「地域の安全は、自分達で守る」そんな思い溢れる人たちからお話を伺いました。
■この春から吉富南駐在所に勤務しています。私は約10年前、吉富中学校で柔道の指導をさせていただいたこともあり、吉富町には縁を感じています。9月下旬には秋の交通安全県民運動期間が始まります。4月に実施した春の交通安全県民運動期間中は、毎日、通勤・通学時間帯の見守り活動を行いました。通学中のこどもたちにあいさつをしたら「おはようございます!」と元気な声で答えてくれたり、手を振ってくれたり、こどもたちはとても元気で逆にこちらがパワーをもらっています。地域の皆さんに大切に育てられているんだなと温かい気持ちになります。吉富町では、交通安全指導員の皆さんをはじめ、それぞれの地域で積極的に交通安全活動をしています。吉富町は、これらの取り組みの成果として10月15日に1000日間の交通死亡事故ゼロを達成します。この数字がずっと続くよう、今後も町全体で交通安全の意識を高めていきたいと思います。
◇飛び出すかもしれない
町内には道が狭くて、見通しが悪く、曲がった先の見えにくい交差点もあります。危険な場所では、いつでも停止できる速度で運転してほしいと思います。こどもはいつ飛び出すかわかりません。いつもの慣れた道だからと過信せずに、慣れた道ほど「この先の道から飛び出すかもしれない」と、時間と心にゆとりをもった運転を心がけてほしいです。
◇安全運転を意識する
死亡事故につながる一番の原因はスピードの出し過ぎ。一人ひとりが制限速度を守ることで大事故を防ぐことができます。私たち警察も速度超過や一旦停止などの取締りを実施していますが、これらは皆さんに安全運転を意識してもらうことが目的です。これから秋にかけて少しずつ日照時間も短くなり夕暮れ時には歩行者が見えにくくなりますので、早めのライト点灯やハイビームを活用するなどして事故の防止に努めてください。交通事故で悲しい思いをする人を出さないためにも皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
◇巡回連絡にご協力ください
豊前警察署では、身近で発生する犯罪の予防や事故防止、少年非行の防止などに繋げていくために巡回連絡を実施しています。警察官が訪問し、家族構成や勤務先、連絡先をお尋ねしますのでご協力をお願いします。
吉富南駐在所(けやき通り)巡査長 屋敷勇輔(やしきゆうすけ)さん
問合せ:豊前警察署
【電話】82‒0110
■青色防犯パトロールカーをご存じですか?吉富町防犯組合では、防犯や交通事故を防ぐために日々さまざまな取り組みをしています。皆さんが安心して暮らせる明るいまちづくりのため、日々警察と相互連携を取りながら、毎週の火曜日の夕方と水曜日の夜にパトロールを行っています。パトロール中は主にこどもや高齢者に向けた防犯や車の運転者へ向けた交通安全の啓発を放送していて、時期や季節によって放送内容も変更しています。
「何かあってからでは遅いんです!」そう話す防犯組合の皆さんは、特に大人に対してメッセージを送ります。「一人ひとりが思いやりをもって運転することが大切で、交通ルールに限ったことではないですが、大切なことは大人がしっかりとこどもたちに伝えていきたい」と活動の想いも話してくださいました。
住民の防犯意識と交通安全意識を高め、犯罪や事故のない町を目指して活動を続けている吉富町防犯組合は現在、会員を募集中。地域社会への貢献活動として一緒に防犯活動をしてみませんか。興味のある方は未来まちづくり課までお問合せください
■豊前・築上地区地域安全運動推進大会を開催!
全国地域安全運動期間中に地域の防犯意識を高め、警察や関係機関が連携して、皆さんが安心して暮らせるまちづくりを進めるため、啓発大会を開催します。当日は、福岡県警察音楽隊をはじめとした見応えのあるアトラクションを予定していますので、たくさんのご来場をお待ちしております。
日時:10月2日(水)14時〜15時50分
場所:フォーユー会館大ホール
アトラクション:
1.青豊高校書道部による書のデモンストレーション
2.福岡県警察音楽隊パフォーマンス
問合せ:豊前警察署
【電話】82・0110
■駅前を笑顔でまもる駐在さん
「警察官になったときから1度は駐在所勤務を経験したいと思っていました。」と話す駅前の駐在所に勤務する兒玉さん。「実際に吉富町に来てみると町民の方から私を積極的に受け入れてくれました。」それは新しい駐在所の警察官としてだけでなく、家族全員を同じ吉富町の住民として迎え入れてくれていると感じたという。「私たちの子どもも自分の孫のように可愛がってくれます。吉富町の人たちは昔から私たちを知っているかのような感覚で、自然に話しかけてきてくれるんです。」兒玉さんにとって吉富町の人々は家族同然。どの人もみんな大切な人ばかりだ。そんな家族になにかあってはいけない。…兒玉さんからは町民を想う優しさと町を守っていくための力強い責任を感じました。
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