■身体的な暴力だけが虐待行為ではありません
高齢者虐待とは、65歳以上の人が、家族や施設で働く人などから受ける不適切な扱いや、権利・利益の侵害のことです。「心理的虐待」「身体的虐待」「介護・世話の放棄・放任」「性的虐待」「経済的虐待」と大きく5つの種類があります。
■虐待の原因
高齢者の認知症の進行や、寝たきりになることで、介護者の負担が大きくなり心身ともに疲れてしまい、追い詰められた気持ちになることで発生したり、気づかないうちに不適切な介護になってしまっていることもあります。また、虐待していることに気づいていても、様々な理由で止めることができなくなっていることもあります。
■周囲の人の“小さな気づき”が早期対応に
虐待を受けている高齢者や、介護に疲れた家族のサインに気づき見過ごさないことが、高齢者の生活や健康を守る力になります。
〇高齢者の様子
・身体に不自然なあざや傷がある
・汚れたままの服を着ている
・なかなか家に帰りたがらない
・落ち着きがない、おどおどしているなど
〇家族の様子
・介護に疲れている
・高齢者に会わせたがらない
・高齢者の悪口を言う
・高齢者に対して無関心さがみられるなど
問合せ・相談窓口:
・健康課介護保険係【電話】85-5522
・大川北地域包括支援センター(向島、北酒見、榎津、三又)【電話】88-1010
・大川東地域包括支援センター(酒見(北酒見以外)、木室、田口)【電話】88-9231
・大川南地域包括支援センター(小保、川口、大野島)【電話】89-2525
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