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「大川の駅」シンポジウム(1)

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福岡県大川市

〜基幹産業振興の観点から考える「大川の駅」への期待〜

1月28日(日)、大川市文化センターにおいて、令和10年3月開業予定の「大川の駅」について、本市の基幹産業である木工インテリア産業振興の観点から考えるシンポジウムを開催しました。昨年に引き続き2回目となる今回のシンポジウムでは、「大川の駅」の敷地内に別途整備する木工インテリア産業の魅力発信や産業競争力強化に資する拠点となる(仮称)広域的地域振興拠点機能施設の検討に向け、大川樟風高校生や地元企業と行政とのチームによる実践発表、有識者による基調講演やパネルディスカッションを通じ、時代にマッチした様々なアイデアが語られ、「大川の駅」への期待が膨らみました。

■大川樟風高校生による発表
普通科1年生の生徒達による発表では、世界に1つだけのアレンジ木ーホルダー作り体験というアイデアが発表されました。これは、木を使ったキーホルダーを作成するもので、「大川の木工を身近に感じてもらうことができるのではないか、また、この作成体験を「大川の駅」で提供することで、大川の木工の魅力が多くの人に伝わるのではないか」というアイデアが発表されました。最後には、「今後インターネットを使った発信に力を入れることで、もっと多くの人に大川の良さを広めることが出来るのではないか」と提案がありました。

■基調講演「街の可能性を拡げる拠点づくりのヒント」
(株)Open A 代表
馬場 正尊氏

建築設計や都市計画に携わる(株)Open A 代表の馬場氏からは、実際に取り組まれた空き物件を活用したまちづくりが紹介されました。これは、空き物件情報の仲介ウェブサイトを立ち上げ、デザイナー等へ物件を紹介するという取り組みや、古い物件をリノベーション後、ショールームやギャラリーとして活用するという取り組みです。この取り組み後、「デザイナーが集まる街となり、多くの人で賑わうようになった」と話されました。
大川市においても、「街全体をショールーム化することで活性化につながるのではないか。また、「大川の駅」が、そのきっかけとなる拠点となるのではないか」と提言されました。

■若手の木工関連事業者等による検討内容の発表
今年度、約6カ月にわたり、若手木工関連事業者と行政による(仮称)広域的地域振興拠点機能施設の具体的な機能についてワークショップを開催しました。このワークショップでは4つのグループに分かれ、それぞれのグループで施設機能の具体的な検討を行いました。

■グループ(1)の発表
グループ(1)からは、木工産業集積地という大川の魅力を活かし、木工職人希望者を大川に誘致するための拠点にすると提案がありました。具体的な機能については、家具のリメイクや修理ができるDIY工房や熟練技術者による木工職人希望者への技術指導、木工職人希望者の工房を開業するに当たっての支援、道の駅における委託販売、仕事の斡旋などです。この施設を軸に木工職人希望者を誘致し、観光客等が木工を体験・購入することができることによって、大川の魅力が高まり、人が流入する地域になるのではないかと提案されました。

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