町では、各小中学校に「地域学校協働活動推進員」を配置し、推進員を中心に、地域の実情や学校の要望に合わせた学習活動支援や地域づくりなどの活動を実施しています。
地域の未来を担う子どもたちは、地域学校協働活動の推進により、地域の人たちに見守られ、支えられながら、豊かな学びや体験の機会を得て、健やかに成長していくことができます。同時に、活動を通じて、地域に愛着を持ち、地域に貢献したいと考える人材の育成にもつながります。
今月は推進員を中心に、学校と地域の連携・協働の取り組みを紹介します。
◆地域と学校が連携し、目標やビジョンを共有してさまざまな活動の充実と活性化を図ります
※詳しくは本紙をご覧ください。
○学校の安全支援
登下校中の児童生徒の見守りやあいさつ運動、水泳学習の安全サポートを行っています。
○放課後等の学習支援
小学校では、3年生を対象に、地域ボランティアに見守られながら学習習慣を身に付ける放課後学習を行っています。
中学校では、夏休みに補充学習を実施し、町内・町外の高校生や大学生がボランティアとして支援をしています。
○学校授業への地域の人材派遣支援
小学校の子どもたちが郷土について学び、調べ、発表する学習の支援のために、協力できるボランティア(サポーター)を紹介しています。
○地域の文化継承や自然体験
地域にある文化の継承や学校では体験できない自然の魅力などを学ぶ活動を行っています。
◆放課後教室ボランティア
八嶋 粋(やしますい)さん
放課後教室の時間になると「こんにちは!」と大きな声が聞こえ、一瞬で明るい気持ちにさせてくれます。教室内では、宿題はもちろんいろいろな話をしてくれる子もいて、私も毎回楽しみです。放課後教室が、子どもたちにとって勉強するだけでなく、地域の大人と関わりながら楽しく過ごせる場所になっていればうれしいです。
◆北原教育長
子どもたちと地域の方との距離が近くなることで、交流が深まり、子どもたちも地域社会の一員としての自覚ができます。社会に出ても周りの人と助け合いながら、自立することにもつながっていきます。さらに、大木町への愛着もわき、「ふるさと」への思いも強くなります。また、子どもたちとの会話などのふれあいを楽しみにされている地域の方もいらっしゃいます。今後も地域の皆さんの協力をいただきながら、地域の宝である子どもたちを育てていきたいと思っています。
問合せ:地域づくり課
【電話】0944-32-1047
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