■堀干し活動や稲作活動に対し表彰
木佐木小学校で行われている堀干し活動や稲作体験の取組みが2月7日に福岡県庁で、福岡県青少年健全育成アワード2023「模範青少年部門」として表彰されました。同校では、2004年以降、長年に渡り、地域の方の田んぼを借りて、田植えや稲刈りなどの米作りや、ひしの栽培また、学校前の堀で堀干しを行っています。このような児童の成長に合わせた体験活動を学校・PTA・地域が一緒になって行っていることが他の団体や学校の模範となっていると表彰されました。
「今後も子どもたちが『大木町が好き』という思いを持つことができるような活動を地域とともに推進していきたい。」と跡部教頭の喜びの言葉が聞かれました。
■現役の太夫が南部太夫の墓参りのため来町
3月4日、現役の太夫である竹本南都太夫(たけもとなんとだゆう)、豊竹呂勢太夫(とよたけろせたゆう)のお二人が、二代目竹本南部太夫(なんぶだゆう)の墓碑(三八松)と図書・情報センターを訪問しました。
太夫とは浄瑠璃(じょうるり)の語り手のことで、浄瑠璃とは三味線に合わせて太夫が物語を語るという形の邦楽のことです。
二代目南部太夫は明治時代に活躍した太夫の一人で、三八松の野口に来て浄瑠璃の普及に努めた功績により、死後墓碑が建てられました。
参加者は、現役太夫の話に耳を傾け、明治の太夫に思いを馳せました。
■い草の普及活動を全国へ
大木町商工会女性部が2月9日に行われた福岡県商工女性主張のつどいで県知事賞を受賞し、7月に九州大会へ出場する報告をされました。
商工会女性部では、町内の「福岡県い業会館」が国の登録有形文化財(建造物)に登録されたことを受け、大木町の商工業との歴史を顧(かえり)み、い草の価値の普及活動「よかくさ×いいくさ×い草プロジェクト」に取り組んできました。
この活動を発表された野口裕子(のぐちゆうこ)さんは「全国へい草の良さを広めたい。」と意気込みを語られました。
■大莞少年消防クラブ入退会式
3月8日に大莞小学校で入退会式が行われました。
北原幸則(きたはらゆきのり)会長は、「辛いという言葉に、何か一つ足すと幸せという言葉になる。2年間防火活動に励んだ皆さんの仲間を思う気持ちや行動がこれからの生活につながり、幸せになると信じている。」と6年生へ激励の言葉を贈りました。また、6年生から団旗と想いを受け継いだ4・5年生は、先輩たちの意志を引き継ぎ、大木町のために防火活動を頑張りたいと決意の言葉を述べました。
■町内小中学校で卒業式
3月8日には大木中学校で153名が、また3月14日には大溝小学校で81名、木佐木小学校で47名、大莞小学校で29名の皆さんが卒業式を迎え、次のステップへと羽ばたいていきました。
卒業生たちからは学校のリーダーとしての落ち着きと大人に一歩近づいた頼もしさが感じられました。
4月からは、新しい環境の中でさらに成長していくことでしょう。
■地域防災力の向上に寄与
3月18日に大木町消防団団長の中島豊記(なかしまとよき)さんが消防功労者消防庁長官表彰(功労章)の受章報告で広松町長を訪問しました。
大木町住民の生命・身体・財産を守る消防団の活動に長年尽力されたその活躍が認められ、福岡県の消防団員では今年度ただ1人の受章となりました。
中島団長は、「団歴33年が過ぎようとしていますが、今後も地域防災力向上のために尽力して参ります。」と力強く話されていました。
■昆虫の力で持続可能な社会を目指す
3月1日、大木町、株式会社TOMUSHI、大木バイオクリエーションズ株式会社の3者間で「地域資源を活用した産業の振興に関する連携協定」を締結しました。
この協定は、きのこの生産に伴い発生する廃菌床をカブトムシの育成に活用することで、農業所得の向上と廃菌床の資源化による持続可能な社会の実現を目指すものです。
締結式では、株式会社TOMUSHIの石田陽佑(いしだようすけ)代表が、「大木町は西日本一のきのこの産地。その副産物の廃菌床を使って今後日本一、世界一のカブトムシの産地になるよう、町を背負う気持ちで頑張っていく。」と話されていました。
■インド大使館から本の寄贈
3月15日に本の贈呈式が行われ、インド大使館から大木町へ20冊の本が寄贈されました。K・Tメモリアルホーム援助基金運営委員会とひしのみ国際交流センターの理事が参加し、式後は来館者と一緒にヨガセッションを行いました。
大木町では約30年前からひしのみ国際交流センターを通じて、インドへの現地視察や寄付活動など交流を続けています。
式典の様子や寄贈された本、インドに関する資料、交流の歴史などを図書・情報センターに4月29日(月・祝)まで展示しています。
■木佐木小卒業生が作文をタイムカプセルに
3月8日、木佐木小学校6年生の福山颯真(ふくやまそうま)さんと開田萌華(ひらきだもか)さんが木佐木コミュニティセンターを訪れ、木佐木校区活性化協議会の安藤交流部会長に8年後の自分あてに書いた作文を手渡しました。
その後2人は、センター内のタイムカプセル専用棚に作文を保管し施錠しました。作文は8年後の「二十歳のつどい」で卒業生の皆さんに渡されることになっています。安藤部会長は「20歳になった自分が8年前のメッセージを書いた自分のことを思い出すのが楽しみですね。」と話されました。
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