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自治体の皆さまへ

胃カメラによる胃がん検診がスタート

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福岡県大木町

■50歳以上 がんになる可能性が高まります
▽がん検診の内容を見直し
町では今年度から、国の指針に基づき、がん検診の内容を見直しました。
(1)受けやすい環境づくりのため
・受診期間の延長
・受診できる医療機関の拡充
(2)検査精度を高めるため
・検査方法(胃カメラ)の追加
・受診対象者の見直し
胃がん検診では、新たに胃内視鏡検査(胃カメラ)を選択できるようになりました。

町内で唯一胃カメラ検診を受けられる「くにたけ医院」の國武泰史(くにたけやすふみ)副院長にお話しを伺いました。

▽胃がんの発見には、2つの検査のどちらが有効?
早期で見つけるには、胃カメラがいいでしょう。胃カメラの方が胃内部を直接見られるので、見つかりやすさは断然違います。
ただ、胃カメラは口や鼻から細いカメラを挿入するので、何回受けても慣れないと思います。挿入時間は5分程度なので、5分は頑張ってもらう必要があります。

▽胃カメラの安全性は?
どんな検査も100%の安全は保障できません。全国で見れば事故や合併症はもちろんありますが、ごく少数です。当院では今のところありません。
基本的に、胃がんは早期に発見すれば完治する病気なので、検診を受けることが一番大事です。
特に50歳以上は、がんになる可能性が高まります。症状がないので、検査を受けてもらうしかないんです。自分の身を守るためにも、早期発見、早期治療が一番大切だと思います。
※くにたけ医院では月・火・水・金・土曜日の午前中に胃カメラ検診を行っています。

■20歳からでも受けられる検診があります
〔胃がんリスク検診〕
対象者:20・25・30・35・40・45・50・55・60・65歳になる人(令和7年4月1日時点)
※対象者には5月に個別通知をしています。
検診費用:500円
検査方法:採血

▽胃がんリスク検診も有効?
はい。若い人たちは、まずは胃がんの可能性になるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)を採血で発見できる検査、「胃がんリスク検診」を受けて、将来胃がんになる確率を下げてほしいです。検査で陽性になった場合は、内服薬で除菌ができるため、胃がんになる確率を減らすことができます。50歳以上の人は、町が実施する胃カメラでの検診を2年に1度受けることで有効性がさらに高まります。

▽ピロリ菌って何?
ピロリ菌とは、胃の中に住み続ける細菌で、将来胃がんの可能性を高めます。

▽どうやって感染するの?
幼少期の生活環境(井戸水や土壌など)が影響し、感染している人が多いです。ピロリ菌が胃の中に住み続けると、ゆっくり胃に炎症を起こして胃がんになります。検査で陽性だとわかれば、内服薬で除菌するしかないです。
胃がんリスク検診を実施している市町村は、少ないと思います。ぜひ活用してほしいです。

※どちらか1回しか受診できません

がんは今回取り上げた胃がんだけでなく、その他の部位でも発症する可能性があります。町のホームページにその他のがん検診・受診方法・医療機関などについても紹介しています。

問合せ:健康課 健康づくり係
【電話】0944-32-1280

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