日本全国で進む、人口減少と少子高齢化。国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の将来推計人口(令和5年推計)」によると、2020年から2050年の30年間で、総人口は約1億2600万人から約1億500万人と大きく減少すると推計されています。年齢構造も15歳未満人口の割合が11.9%から9.9%に減少する一方で、65歳以上人口の割合は28.6%から37.1%へ増加するなど、大きく変化します。
このような社会構造の変化のなかで、住民が安心して快適な暮らしを営んでいくためには、近隣の市町との連携が必要不可欠です。
大木町は、平成28年2月から久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町と4市2町で、「久留米広域連携中枢都市圏」を形成し、連携してさまざまな取り組みを行っています。
■電子図書館の共同運用
今年の3月から新たにスタートした取り組みです。図書館に行かなくても、インターネットに接続されたスマートフォンやパソコンなどを使って、いつでもどこでも書籍を読むことができるサービスです。久留米広域連携中枢都市圏内(圏域)の住民や、通勤・通学している人のみ利用ができます。
■子育ての助け合い
圏域住民を対象に実施している、ファミリー・サポート・センター事業。子育てを応援してほしい人と応援したい人で、一時的な子育てを助け合う事業です。保育園への送迎や、その後の預かり、通院や冠婚葬祭、リフレッシュなどさまざまな場面で利用ができます。
■住民活動の広域サポート
さまざまな地域課題の解決のために、住民が自発的に行う住民活動。その活動を支援し、活性化を図るために、久留米市市民活動サポートセンター「みんくる」(久留米市六ツ門町3-11 くるめりあ六ツ門6階)の広域利用を行っています。具体的には、「みんくる」が行う講習会や団体交流会への参加、活動の相談、会議室などの利用ができます。
■文化芸術に触れる機会の提供
文化芸術に対する興味関心を高め、豊かな感性や郷土愛を育むために、久留米市美術館(久留米市野中町1015)で開催される展覧会などの圏域住民への情報提供や、市町ごとの展覧会鑑賞ツアーなどを行っています。
問合せ:企画財政課
【電話】0944-32-1036
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