国民健康保険(国保)は、誰もが安心して医療を受けられる「国民皆保険制度」を支える公的医療保険です。国保では、一般会計とは別に特別会計を設け、被保険者の皆さんの国民健康保険税を医療費の支払いに充てるなど、相互扶助で運営しています。
歳入約68億9445万8千円、歳出約67億9470万3千円、約9975万5千円の黒字となりました。
■被保険者数は減少
全体として減少傾向にあり、令和4年度はすべての年代で減少しています。本市の人口に占める国保加入割合は約19%と、約5人に1人が国保被保険者です。
■一人あたりの医療費は高止まり
被保険者数の減少により、総医療費は減少傾向です。一方、一人あたりの医療費は、コロナ禍による受診控えなどの影響で令和2年度に大きく減少した後、令和3・4年度は感染症拡大前より増加しています。
医療費の増加は、保険税額の上昇や自己負担割合の拡大につながります。一人一人が健康に関心をもち、医療費節約のためにできることに取り組みましょう。
■医療費の適正化のためにできること
・効き目・安全性は新薬と同様と認められているジェネリック医薬品を選択。
・同じ病気で複数の医療機関を受診、頻繁に受診しない。
・身近なかかりつけ医の指示を守る。自己判断で治療を中断せず、しっかり治す。
・転居しても、薬の重複や飲み合わせを確認できるお薬手帳を活用。
■年に一度の特定健診で、健康状態をチェックしましょう
40歳~74歳の国保被保険者は、特定健診を受けることができます。
特定健診とは:生活習慣病の予防・改善のため、身体測定や尿検査、血液検査などを実施
特定保健指導:健診結果に合わせて、保健師・管理栄養士がサポート
○特定健診を受診すると…
・生活習慣の改善ポイントがわかる!
・生活習慣病を早期発見できる!
・毎年受診することで、継続した健康管理ができる!
問合せ:国保年金課 国保年金係
【電話】内線312
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