防災専門官 野田(のだ)秀敏(ひでとし)
■10月までは台風に注意しましょう!
台風の動きは、一般的に8月~10月にかけて最も活発になります。今回は台風による被害とその対策を説明します。
▽台風による被害
・大雨による被害
台風やその周辺では、激しい雨が断続的に降り続くことがあります。台風が日本から遠く離れた南の海上にあっても、日本付近にある前線に暖かく湿った空気が送り込まれることで線状降水帯が発生し、大雨による土石流・崖崩れ・河川の氾濫などにつながります。
・暴風による被害
風速15~20m/s(時速50~70km)の風が吹くと、歩行者は転倒、自動車は運転に支障が出ることがあります。
さらに、風が強くなると物が飛び、建物が損壊することがあります。風速40m/s(時速140km)を超えると住宅が倒壊することがあり、生死にかかわる危険もあります。
▽台風への備え3つのポイント
●ポイント1 事前の備え
・最新の台風情報を確認し、食料品などを事前に買いだめしておきましょう。
・窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強しましょう。
・風で飛ばされそうな物は、固定するか家の中へ格納しましょう。
・市の指定(緊急)避難場所、安全な経路や予備の経路を確認しておきましょう。
●ポイント2 早めの避難
・台風の接近や災害発生時、または発生するおそれがある場合、市は避難情報を発令します。災害の緊急度に応じて5段階の警戒レベルに区分されます。各レベルで自分がどのような行動をとればよいか、事前に確認しておきましょう。
●ポイント3 身の危険を感じたら避難
避難情報が発令されていなくても、危険だと感じたら自分で判断して早めに避難することが大切です。
▽台風時の避難の流れ
(1)最新の台風情報を入手
(2)避難情報に従う
(3)避難前に家の電気・ガスを止める
(4)早めの避難
■「防災講座」を利用しませんか
年間を通じて行政出前講座「防災講座」の申し込みを受け付けています。災害の基本的なことやハザードマップの見方、タイムライン、自主防災組織、避難所運営ゲーム(HUG)、警固断層、南海トラフ地震などをテーマに、本市の防災専門官が詳しく解説します。
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申し込みは防災安全課へ
【電話】内線531
【Eメール】bousai@city.dazaifu.lg.jp
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