■後期高齢者健診は受診しましたか?
▽75歳以上の皆さん、健診を毎年受けていますか?
健診を定期的に受診してきた人、仕事を辞めてから受診していない人、受診したことがない人など、状況はさまざまだと思います。
75歳からは、後期高齢者健診を受診することができます。この健診では、いまの身体の状態を知り、フレイルの危険性などを確かめることができます。毎日を元気に過ごすために、年1回は健診を受けましょう。
▽フレイルとは?
「フレイル」は日本語で「虚弱」を意味し、「加齢により心や身体の状態が弱っている状態」をいいます。たとえば、最近、食欲がない、疲れやすい、食べ物が噛みにくくてむせる、気持ちが落ち込む、人付き合いが減ったなどのお悩みはありませんか。自覚症状がない場合や、症状があっても気にならない場合は気づきにくく、放っておくと介護が必要な状態になる可能性があります。「もう年齢を重ねているから遅い」と思うかもしれません。しかし、早めに気づけば、健康な状態に戻ることもあるといわれています。
かかりつけ医で治療を受けている人も、元気な人も、元気を長く続けるために、後期高齢者健診を受けてみませんか?
元気づくり課 保健師
■もっと受診率をアップしたい
本市では、集団・個別の後期高齢者健診を行っています。県が掲げる受診率目標19%に対して、本市の受診率は13%と75歳以上の高齢者人口全体11,691人に対して1,520人しか受診できていないのが現状です。
自分の身体の状態を確かめて、フレイルの危険性に早く気づくためにも、自宅に届いた受診票で、令和7年3月までに受診しましょう。
対象者:令和7年3月31日時点で75歳以上の後期高齢者医療保険加入者
※生活保護を受けている人は、一般健診を受診してください。
内容:問診、診察、身長・体重、血圧、脂質(コレステロール・中性脂肪)、糖(空腹時血糖・HbA1c・尿糖)、肝機能、腎機能、栄養・貧血
持ち物:受診票、健康保険証(またはマイナンバーカード)、自己負担金500円
※受診票をなくした人は、再発行が必要です。福岡県後期高齢者医療広域連合【電話】651-3111へ問い合わせてください。
▽集団健診の場合
予約センター【電話】0120-992-663へ電話してください。
▽個別医療機関の場合
受診したい医療機関へ直接問い合わせてください。ホームページに受診できる医療機関の一覧を掲載しています。
※詳しくは、広報だざいふ令和6年5月号折り込み「75歳以上の健康診査のご案内」や、本市ホームページ(ページID:28268)を確認してください。
■「こんにちは保健師です」の連載は、最終回
今月号で「こんにちは保健師です」の連載が終わります。これまで、元気づくり課、子育て支援課、高齢者支援課、福祉課の保健師が、健康や子育て、福祉に関する情報を掲載してきました。これまでの記事の内容が、皆さんの生活の一助となれば幸いです。今後は、市ホームページやSNSなどで、皆さんに情報を届けます。長い間、愛読をありがとうございました。
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