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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です

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福岡県太宰府市

■特定健診が受診できるのは2月末までです!
まだまだ手や足がかじかむ季節です。自分の体調と向き合うために、今月は特定健診をテーマにお話しします。

○特定健診とは?
生活習慣病予防のために、メタボリックシンドロームに着目した健康診断です。本市では40~74歳で国民健康保険に加入している人を対象に実施しています。

○メタボリックシンドロームとは
耳にしたことがある人は多いと思いますが、本来どのような意味なのでしょうか。語源は「メタボリズム=代謝」です。私たちは食べ物から糖や脂肪を摂取し、体内で分解してエネルギーを得ています。また、必要な成分を作り出し、体を維持・成長させていきます。このような仕組みが代謝です。
糖や脂肪の摂取が多いと、過剰にエネルギーを生成して脂肪に変わり、飢餓に備えて細胞内に貯蔵されていきます。人間本来の機能は、「代謝」の仕組みを活用し、体をできるだけ一定に保とうとするため、1年前の体重とあまり変動がないのが一般的です。この「代謝」の安定性が崩れた状態をメタボリックシンドロームと表します。

○メタボリックシンドロームになるとどうなる?
体重が増加し、脂肪や糖を摂取してもエネルギーを一定に保てずに変調をきたし、水分代謝なども乱れることで、血圧や血糖値、脂質にも影響します。この積み重ねが原因となり、内臓脂肪が蓄積されます。そして、心疾患や脳血管疾患などの重症化へ繋がるリスクを高めるので、生活習慣の見直しがとても大切です。

○メタボリックシンドロームの基準値
腹囲だけでメタボリックシンドロームを判断する訳ではありません。「メタボリズム=代謝」なので、糖や脂肪の代謝機能の低下を同時に確認する必要があります。

○メタボリックシンドローム該当チェック項目
・[必須]腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
・[2つ以上]次の1~3のうち、2つ以上に該当

→両方の項目に該当すれば、メタボリックシンドロームの診断。
1つの項目に該当すれば予備群。油断せず、日頃の生活習慣を意識しましょう。
1.高血糖…空腹時の血糖値が110mg/dl以上
2.高血圧…収縮した血圧が130mmHg以上かつ/または拡張した血圧が85mgHg以上
3.脂質異常…中性脂肪が150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール血症が40mg/dl未満

○まずは特定健診を受けるのが健康への第一歩
メタボリックシンドロームは特定健診の結果から分かります。ぜひ年1回特定健診を受け、自分の健康を見直しましょう。本年度の特定健診は2月29日(木)で終了します。大好評につき、集団健診日が2日間追加となりました。定員になり次第、締め切りますので早めの予約をお願いします。

[本年度の特定健診追加日程]

元気づくり課 保健師

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