防犯専門官 山田 英明(やまだ ひであき)
■春に向けて確認したい子どもの安全
4月には新1年生が入学します。通学路は安全面が考慮されていますが、必ずしも万全ではありません。入学後は子どもたちの行動範囲も広がります。保護者は、子どもと一緒に次の4つを確認して、子どもが被害にあわないようにしましょう。
○[その1]危険な場所を避ける
防犯面で注意が必要なのは、不審者が「潜みやすく、犯行が見えにくい」場所です。これらの場所には近づかない、素早く通り抜けるように教えましょう。
具体的には:
・人通りが少なく高い塀などがつづくところ
・下校中、友達と別れて1人になってしまうところ
・昼間でも薄暗くて落書きが放置されているトンネルやガード下
・高台にあるまたは樹木が生い茂っている神社や公園
・不特定の人が出入りできて死角ができるマンションの駐車場
○[その2]避難場所を知る
いざという時に逃げ込める場所も探しておきましょう。市内でも子どもが駆け込んで助けられた事例があります。
例えば:
・子ども110番の家
・管理人のいる公民館や公共施設
・コンビニエンスストア
○[その3]習慣にする
日ごろから子どもに繰り返し伝えて、身につけさせておきましょう。
・出かけるときは、行き先と帰る時間を告げる。
・横断歩道を渡るときは、止まって左右を確認する。
・路上で急に飛び出さない。
○[その4]自分で身を守る
不審者には、「いかのおすし」で身を守らせましょう。この防犯標語を覚えていて身を守った子どももいます。
「いか」…知らない人について「いか」ない
「の」…知らない人の車には「の」らない
「お」…連れていかれそうなときは、「お」おきな声を出す
「す」…危ないときには、「す」ぐ逃げる
「し」…何かあったら、すぐ「し」らせる
■高齢者の皆さんへ 免許の自主返納を支援します
高齢者の交通事故は年々増加傾向にあり、加害者になるケースも増えています。事故を未然に防ぐためにも運転免許証を自主返納し、公共交通機関を利用しませんか。
支援内容:ニモカカード(交通系ICカード)5千円分を交付します。
対象者:次のすべてに該当する人
・満70歳以上
・令和2年4月1日以降に運転免許証を自主返納した。
・全ての運転免許証を有効期間内に自主返納した。
・自主返納日と支援の申請日に太宰府市民である。
支援を受ける手続き方法:警察署または運転免許試験場で運転免許証を自主返納してください。発行された運転免許の取消通知書と本人確認書類を持って、市役所3階防災安全課の窓口に来庁してください。
■福岡都市圏飲酒運転撲滅キャンペーン「ミニ・生命(いのち)のメッセージ展」開催
飲酒運転による交通事故などで命を奪われた犠牲者の人型パネルと本人の写真や家族のメッセージ、「生きた証」の靴を展示して、いのちの大切さを訴えます。
日時:3月21日(木)午前8時半~26日(火)午後1時
場所:太宰府市役所1階 市民ギャラリー
問い合わせ:防災安全課 防犯安全係
【電話】内線549
■痴漢・盗撮を許さない!
○被害に遭った人へ
・周りの人に助けを求めましょう。
声を上げるもしくは防犯アプリを活用してください。
・警察に110番通報または相談しましょう。
安全を確保できたらすぐに110番通報してください。
○被害を目撃した人へ
・被害者に声をかけてください。
「大丈夫ですか」「警察を呼びましょうか」など。
・駅員や警察官などに知らせてください。
周りの人に協力を求めたり、警察に110番通報してください。
問合せ:筑紫野警察署
【電話】929-0110
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