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施政方針(5)

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福岡県太宰府市

その他の事業について説明して参ります。まず、「子どもの権利条例の策定」についてです。
本市の子どもたちが安心して健やかに育つことができるように、児童の権利に関する条約に規定する子どもの権利を保障する観点から、子どもの権利条例の制定を進めて参ります。
次に「子ども医療費助成の拡充」についてです。
子育てにかかる経済的負担軽減策のひとつとして、子ども医療費の助成をあらゆる世代で充実させるとともに、新たに高校生世代まで拡充し、子どもの保健の向上と福祉の増進を図って参ります。
次に「学童保育所増設事業」についてです。
児童数の増加等により、学童保育所の教室が不足していることから、太宰府東小学校と太宰府西小学校に増設整備し、児童の健全育成及び保護者が安心して子育てと仕事の両立を図ることができる環境を整えて参ります。
次に「教育DX推進事業」についてです。
児童生徒の学力や日常的な心身の健康状態など、多様な情報のデータ化・分析を行うために校務支援システムを導入し、教育DXの取組を推進して参ります。この取組により、統合的なデータを参照することで児童生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな指導の充実、学校経営判断の迅速化や適正化、更には教職員の働き方改革につなげて参ります。
次に「太宰府小学校長寿命化改良事業」についてです。
太宰府小学校の教室棟と屋内運動場について、建物の耐久性を高めるとともに、多様な学習形態への対応が可能となるよう環境性能の向上や施設の改修を進めて参ります。また、屋内運動場につきましては、避難所にも指定されていることから、利用者が安心安全に利用することができるよう空調設備を整備して参ります。
次に「学校施設バリアフリー化等施設整備事業」についてです。
全ての児童生徒が安心安全な学校生活を送ることができるように、太宰府東小学校にエレベーターの設置を進め、学習環境の整備を行います。また、屋内運動場についても、誰もが安心安全で快適に利用することができるようトイレの洋式化を行うとともに多目的トイレの整備も実施して参ります。
次に「放課後子ども教室の拡充」についてです。
放課後の子どもたちの安全で健やかな居場所づくりを行い、多様な体験活動ができるように、3つの小学校において地域コーディネーターを中心に地域人材や市内大学生の協力のもと実施しています。令和6年度は実施校を拡充するとともに、地域住民や大学生等からなる地域活動サポーターの積極的な参画を促して参ります。
次に「文化芸術振興事業」についてです。
様々な人が文化芸術に関心を持つきっかけをつくり身近で親しみやすい文化芸術に触れる機会を提供するため、民間等の支援を受けてプロの演奏家によるコンサートをプラム・カルコア太宰府で実施いたします。また、応援大使を活用した企画も計画し、令和の都だざいふの魅力を広く発信して参ります。
その他にも、本年度達成した待機児童ゼロを引き続き実現するための取組や保育所へのICT導入推進、届出保育施設への運営支援、水城小学校管理棟他改築工事、太宰府西小学校管理教室棟長寿命化、学業院中学校整備計画の策定、史跡水辺公園屋外プール改修などの事業を着実に進めて参ります。

【3.市民と交流人口・関係人口の相互発展】
次は3項目め「市民と交流人口・関係人口の相互発展」についてです。
住まう人も訪れる人もともに慶び合えるまちとして、交流人口・関係人口からの経済税収効果を飛躍的に高め、市民メリットを体感できる仕組みを創ることを目指し、約13億5千万円を計上しております。
その中でもまず「交流人口・関係人口による経済税収効果パッケージ」を設定し、12億円余りを計上しております。本市のネームバリューを活かしシティープロモーションなどを積極的に行うことで、就任時4千万円であった寄附額が本年度18億円、45倍増に達しそうな勢いのふるさと納税はまさしく交流人口・関係人口による経済税収効果向上の象徴と言え、こうした果実を市民に積極的に還元して行くことが重要です。
具体的にはまず「令和改元5年記念」についてです。
新元号令和のご縁をいただいてから5年を迎えたことを記念し、「令和の都だざいふ」の魅力を改めて市民や本市を訪れる観光客の皆様にお伝えすることを目的に、「令和文化会議」の令和6年度版などの「令和改元5年記念事業」を行います。また、令和、万葉に関する研究・情報発信に取り組んでいくために「(仮称)令和万葉館」の設置についても、調査研究を行って参ります。
次に「観光回遊ルートの拡充」についてです。
外国人観光客のニーズが高い、日本の歴史や文化、自然、生活様式といった地域資源を生かし、地域のアクティブシニアをおもてなし人材とするインバウンド向け体験メニューを産官学連携により造成して参ります。
また、太宰府天満宮周辺の観光客を、大宰府政庁跡をはじめとする史跡文化財や観光施設に誘客する仕組みを構築し、多地点回遊による観光消費を促して参ります。さらに、宿泊やナイトタイムなど様々な時間帯に向けたコンテンツを発掘し、地域の事業者と連携した丸一日滞在向け観光メニューの造成を行って参ります。
次に「「ユニバーサルツーリズム」にかかるモニターツアーの実施」についてです。
年齢や性別、国籍、障がいの有無などに関係なく観光を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の理念を本市観光にも積極的に取り入れるため、観光地域における実地検証による課題の抽出及び本市のユニバーサルツアー実証実験を実施して参ります。

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