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自治体の皆さまへ

特集 ここがわたしのすきなばしょ(1)

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福岡県宮若市

私たちが暮らすこのまちには、6カ所の認可保育施設があり、各園、特色のある保育を行っています。
今回、広報担当が市内認可保育施設の園長、保育士、保育教諭、そして園児たちに直撃取材。
園児には園の好きなところを、園長、保育士、保育教諭には園で自慢に思うことを、自由に描いてもらったり、話してもらったりしました。
どの園でも共通しているのは、自分の園が大好きだということ。
今月号では、未来を担う子どもたちが育つ環境に迫っていきます。

■認可保育施設
宮田保育園・福丸保育園 社会福祉法人白蓮会
なないろ保育園・なないろ保育園2 社会福祉法人宮田親和会
宮若さくらこども園 社会福祉法人清浄会
ひよこ保育園 医療法人相生会

それぞれが考える園の方針
それは、常に子どもが真ん中
安心して通える保育

◆宮田保育園・福丸保育園
◇保育士も一緒にワイワイ楽しむことが大切
1 ごあいさつをきちんとします。
2 おともだちとなかよくあそびます。
3 すききらいせずなんでもたべます。
これは福丸保育園・宮田保育園の基本方針です。
この基本方針がどのように子どもたちに影響しているのか、福丸保育園で働く保育士の廣本さんが、話してくれました。

保育士 廣本千穂(Hiromoto Chiho)
お昼や夕方でも「おはよう」と自分からあいさつをしてくれた子には、「お昼だからこんにちはだよ」と否定せず、あいさつできたことを褒めると、次からもしてくれるんですよ。だから、元気なあいさつをしてくれる子が多いです。
朝と夕方は、全園児が園庭に出て遊びます。限られたスペースでもトラブルなく遊んでいて、日常の生活そのものが仲良く遊ぶきっかけ作りになっているんです。
また、保護者了承のもと、月に数回かまどでご飯を炊いたり、園内で採れた野菜を焼いて食べたりするなど、体験型の保育を行っています。園児たちは、初めての体験に最初は戸惑っていますが、自然と周りを見て助け合い、仲を深めていますね。
7月には、園内で採れた夏野菜のナスやピーマン、トマトなどを使って、ルーを使わないスープカレーを作ったんです。そしたら、普段野菜を食べない子が、「おいしい、おいしい」と言いながら、食べてくれてうれしかったですね。
なにかを教えたり、覚えさせたりするよりは、保育士も一緒になって楽しむことが大切だと思っています。園児たちの記憶にも残ると思うので、この園で体験したことを糧にして、困難にも対処できる自信をもってほしいですね。

◇経験豊富な保育士が多いんです
宮田保育園 園長 橋本鮎美(Hashimoto Ayumi)
自立を促す保育をしているので、言わなくても自分たちで考えて遊んだり、危険を察知したりする子が多いですね。また、法人が運営している三園での交流や地域との交流など、協調性を育みやすいところが特徴です。
働く側としては、子育て経験のある保育士が多いので、急な休みなどに理解があって休みが取りやすく、相談もしやすい職場です。

◆なないろ保育園・なないろ保育園2
◇十年後、二十年後 宮若市を支える子どもたちのために
知育・体育・徳育・食育の四つを柱に運営している、なないろ保育園・なないろ保育園2。
将来宮若市を支える人になってほしいとの願いから、遊びの中で、さまざまなことを学べる保育を行っています。
なないろ保育園2で働く保育士の染矢さんと園長が、園の魅力と園児への思いを話してくれました。

保育士 染矢遥風(Someya Haruka)
わたしたちの園では、竹馬を遊具として置いているんですけど、年長の子どもたちは、自分の身長よりも高い竹馬に上手に乗るんですよ。最初はみんな乗れないのですが、数カ月もすると、多くの子が乗れるようになります。その結果、外部講師に教わっている体育も得意になって、鉄棒の逆上がりなんかもできるようになります。遊びの中で楽しみながら、体幹を鍛えることができるよう、先生たちで試行錯誤しながら、工夫しているんですよ。
ほかにも、外部講師に来てもらい、毎週そろばんをしています。卒園までには十の位の足し算、引き算ができる園児もいるんです。あとは、かるたを使い、ひらがなに触れたり、遊びの中で数字を使ったりしているので、小学校の国語や算数を自然と受け入れることができると思います。
子どもによって得意なこと、苦手なことがありますが、チャレンジや成功体験を通じて、心の栄養を蓄えてもらいたいですね。そのために園全体で取り組んでいますし、私たちも一生懸命サポートしています。ここで蓄えた心の栄養を使って、十年後二十年後、宮若市を支える人になってほしい。これは園の思いでもあり、私たち保育士の願いでもあります。

◇先生も一緒にスキルアップできる
なないろ保育園 保育士 小林奈央(Kobayashi Nao)
週に一回、なないろ保育園2の園長先生が茶道を教えていて、遊戯室に畳を敷き正座や畳の歩き方、お辞儀の仕方などを学んでいるんです。普段にぎやかな子でも、茶道の時は静かにピシッとするんですよ。茶道以外にも、英語・体育・そろばんもしています。先生も一緒に体験するので、先生のスキルアップにもつながっています。

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