◆宮若さくらこども園
◇園児をとりまく豊かな環境と人とのつながり
幼保連携型認定こども園として、乳児から就学前までの一貫性のある教育・保育を行っている宮若さくらこども園。
筑豊地区でも園児の数はトップクラスで、大人数だからこそできる取組みがあります。
保育教諭の渡邊さんが、園の取組みと日頃から大切にしていることを話してくれました。
保育教諭 渡邊結香(Watanabe Yuika)
宮若さくらこども園の一番の特徴は、園児数が多いことですね。筑豊地区でもかなり多い方で、人数が多い分、園児たちの成長をより促すことができるんですよ。
毎月フレンズタイムというのを行っていて、全園児が集まって同じ歌を歌ったり、踊ったりしています。物怖じをしないたくましい園児を育てるためには、やっぱり集団で生活するのが大切だと思います。入園したてで泣いている赤ちゃんなんかが、一学期を過ぎるとみんなと一緒に楽しんでいるんです。そういったことも、園児が多いからこそできるものですね。
天気がいい日は、二歳から五歳までの園児が外に出て、一緒に体操をするんです。「誰が頑張っているかな?」「上手になったね!」など、日頃からコミュニケーションをとることで、園児たちが心を開いてくれるんです。
つなぎ保育もやっていて、小学校の先生に来ていただき、鉛筆の持ち方や、数や文字あそびなどを教えてもらっています。近くに小学校があるからできることで、教育環境に恵まれているなと実感します。
園児一人ひとりがたくましく生きる力を育むため、これからも、園児を大事に思い、関わっていきたいです。
◇みんなで協力し助け合える環境に
宮若さくらこども園 保育教諭 小川紗弥(Ogawa saya)
園児が多い分先生たちも多くて、なにをするにしても、みんなでやっていますね。そうすると、自然と先生たちも仲良くなっていって、相談しやすい環境、助け合える環境になっています。
若くて元気な先生たちばかりなので、保育教諭になりたての人でも働きやすいのが、魅力の一つだと思っています。
◆ひよこ保育園
◇園児と保護者との信頼関係がなによりも大切
ゆとりある家庭的保育の中で、子ども一人ひとりに寄り添いながら個性と成長を育んでいるひよこ保育園。
先生たちは、園児や保護者との信頼関係を大切にし、日々のコミュニケーションを欠かしません。そんな園の取組みを、保育士の安部さんが話してくれました。
保育士 安部美桜(Abe Mio)
ひよこ保育園は、市内の認可保育施設の中で唯一の生後2カ月から2歳児までの乳児専門保育園で、休日保育、夜間保育を行っているところが特徴です。
乳児専門保育園ってやれることが限られているって思われがちなんですが、工夫すればできることがたくさんあるんですよ。野菜栽培をして、収穫した野菜を使ってクッキングをしたり、夏祭りでおみこしを作って担いで歩き、地域交流もやったりしています。お遊戯会も保護者が楽しみにしてくれていて、毎年たくさんの人が見に来てくれるんです。
保育士と園児の信頼関係はもちろんですが、保護者との信頼関係もとても大切にしています。特に夜間保育は、不安になりがちな時間帯のお預かりになるので、とにかく子どもたちが安心して過ごせて、保護者が安心して預けられるよう、日々のコミュニケーションはすごく意識しています。
保護者の中には、初めて子育てをされる方も多く、よく相談を受けるんですよ。育児・家事と仕事を両立している保護者にとって、少しでも子育ての力になれて、いろいろな話ができる、心のよりどころになれたらなと思っています。小さな保育園だからこそできる保育をやっていきたいですね。
◇先生たちが自然と笑顔でいられる環境を
ひよこ保育園 園長 松本友紀(Matsumoto Yuki)
先生たちが休日・夜間と特殊な勤務をこなしてくれているので、いかに楽しく笑顔でいられる環境を作れるかが大事だと思っています。
先生たちが自然体で笑っていると、子どもたちもそれを受けて自然と笑顔になるし、その姿を保護者が見ると安心してくれるんです。子どもだけでなく、みんなが笑顔になれる園を目指しています。
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