町長としていろいろなところに足を運び、見て、聞いて、学ぶ機会をいただいています。そこで、私が気がついたことをみなさんとシェアさせていただきます。
今回のお題は『こども食堂』についてです。
5月7日に、福岡県内の市町村長を対象にした『市町村こども食堂トップセミナーin福岡県』という学習会に参加しました。
■福岡県内の実情と『こども食堂』のあり方
服部福岡県知事からは「福岡県はクラウドファンディングで、こども食堂の充実のための寄附金を募ったところ、目標額の800万円を大きく上回り約1,800万円が集まったことや、福岡県こども食堂ネットワークを作り、県内を11エリアに分けて、こども食堂に取り組んでいる、または取り組みたい人の情報交換の場を作っていること」についてのお話がありました。
そして全国こども食堂ネットワーク『認定NPO法人むすびえ』代表の湯浅誠先生からは、「こども食堂というと貧困家庭の子どもの支援というイメージを持っている人が多いと思うが、全国に急速に広がっている『こども食堂』のほとんどは『みんな食堂』『地域食堂』=『誰が来てもよい居場所』として機能していること。現代社会では、文化が多様化して地域のつながりが希薄化し、自治会には入りたくないけれど、緩やかな地域のつながりを求めている人が多いこと。『みんな食堂』はそのような人の受け皿となり、そこから地域への関心が生まれること。そして適度な社会的なつながりは、幸福感を増進させること」などのお話がありました。
■町内の活動状況
小竹町では『こたけ笑顔食堂』がコロナ禍には食材の配布を、コロナがあけてからは一緒に食事をする取り組みを公民館や児童館で行っています。ご高齢の方から乳幼児までの人が集まり会話を弾ませながら一緒にご飯を食べる光景は『笑顔』いっぱい、幸せあふれる空間です。
■誰が来てもよい地域の居場所を増やしませんか?
もし「私の地域でも『こども食堂』のような居場所を作りたいけれど、どうやって作ればいいのかな?」などの考えや興味を持った人がおられましたら、健康こども課子育て支援係(【電話】0949-62-1864)にご相談ください。一緒に小竹町で幸せを実感できる居場所を増やしていきましょう!
<この記事についてアンケートにご協力ください。>