町長が町議会3月定例会で町政運営の基本的な考え方や主要な取り組みなどを説明しました。
その一部を「第5次総合計画」に掲げる7つの基本施策に沿ってご紹介します。
(全文は町ホームページに掲載)
■「職・住・育プラス遊」近接型によるまちづくり
経済的安定が得られるよう、まずは「職」環境を整え、暮らしやすい「住」環境を整備し、「子育て支援」や「教育」環境の充実を図ります。くわえて、少しの「遊び心」をまちづくりに取り入れ、どの世代も暮らしやすく、未来に希望が持てる地域の実現に取り組みます。
計画期間を町長任期とあわせて前期4年・後期4年の計8年間とし、町の将来像に掲げた「世代を超えて住み心地の良い、温もりと笑顔あふれるまち」を実現するため、7つの分野で目標を設定し、魅力あふれるまちを目指します。
○基本施策1(暮らし)「日々の安心と、ちょうどいい日常のあるまち」
安心して暮らせるよう、道路や上下水道などのインフラを整備し、公共交通の利便性向上を図ります。
災害に強いまちづくりのため、国や県と連携し、河川・道路の整備に努めます。
引き続き、災害復興に努めつつ、次の災害に備える意識を高めていきます。
○基本施策2(保健・医療・福祉)「一人ひとりの生涯に寄り添うまち」
少子高齢化や核家族化の進行で多様化する支援ニーズに対応するため、医療や介護の専門職だけでなく、包括的で重層的な支援体制の構築を地域全体で図ります。
誰もがいつまでも住み慣れた地域で暮らせるよう、健康寿命の延伸にも努めます。
○基本施策3(産業・地域経済)「暮らしに活気と賑わいがあふれるまち」
イチゴやブドウなどの「フルーツ」、ガーベラや菊などの「花卉(かき)」、「久留米絣」などの伝統産業にくわえ、工業団地を有し、農業と工業、伝統と革新が融合した強みを持っています。このような地域資源の魅力をさらに高め、観光振興に努めます。
○基本施策4(環境保全)「地域目線で考え、地球規模の行動を興すまち」
令和4年12月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギー活用を進めています。
環境との共生を念頭に、住民・事業者・行政が連携した資源循環型・低炭素社会の実現を提唱し、豊かな自然環境を次世代へ引き継ぐ努力をしていきます。
○基本施策5(教育・文化)「郷土を守り、未来を担う人を育むまち」
地域学校協働本部を設置し、学校運営協議会とも連携して、学校・保護者・地域が一体となった教育体制づくりを進めてきました。幼保小の連携も進め「通いたい」「通わせたい」と思える教育環境の充実を図ります。
時代を超えて受け継がれてきた文化の継承や活用に努め、幅広い年齢層がスポーツや芸術に親しめる環境を整備し、地域の未来を担う人材の育成に努めます。
○基本施策6(交流)「人とまちの想いを結ぶまち」
人口減少が全国的な課題とされる中で「活力ある地域社会」を維持するためには、町内外で人々がつながる機会を増やし、多くの人に地域活動や社会貢献活動に参加いただくことが必要です。広川町の魅力を感じてもらい、移住定住につながる流れを創り、関係人口を地域の活力に変えられるよう努めます。
○基本施策7(協働・財政運営)「持続可能な明日を築くまち」
現代は情報化社会であり、膨大な情報に囲まれ生活しています。町民に必要な情報が、ほかの多くの情報の中に埋もれずに適切に届くよう、広報機能を強化していきます。
多くの人と対話を重ね、生活者・当事者目線を持ち、堅実な行財政運営に努めます。
インターネット上での人権侵害など、新たな課題にも向き合い、性別や障がいの有無、国籍などによる違いを認め合い、多様な生き方が尊重される社会の実現に努めます。
■令和6年度は特に次の施策を進めていきます
○新「こどもまんなかプロジェクトを進めます」
「こどもまんなか社会」の実現を目指し、結婚から子育て、教育支援まで地域全体で総合的に支援します。
○新「ふれあいタクシーの利用料金を値下げします」
公共交通の利便性向上を目的に、9月から利用料金を値下げします。
○「災害復旧を進めます」
7月豪雨により被害を受けた、道路・河川・水路などの公共施設の早期復旧を行います。
○新「子ども医療費の無償化を拡大します」
子育て支援拡充のため、10月から18歳以下の子ども医療費を無償化します。
○新「竜光寺公園をリニューアルします」
子どもの遊び場確保の観点から、竜光寺公園の遊具などを更新します。
○「学校給食費を一部助成します」
物価高騰による給食費の上昇を抑え、子育て世帯の負担軽減を行います。
○「プレミアム商品券を発行します」
価格高騰に対する支援、地域経済の活性化を図るため、プレミアム商品券を発行します。
○「ゼロカーボン推進事業を進めます」
広川町脱炭素ロードマップに基づき、SDGsやゼロカーボン、脱炭素社会を進めます。
■広川町第5次総合計画を策定しました
これからどんなまちを目指し、どのようにまちづくりを進めていくのか、その指針となるのが「総合計画」です。
本計画は、R6~R13度の8年間の計画で、「基本構想」「基本計画」「実施計画」から構成されます。
町民の皆さまとともに計画を進めるため、概要版を各世帯に配布します。総合計画に基づき実施する具体的な事業計画(実施計画)は、町ホームページに掲載します。
問い合わせ先:企画課企画係
【電話】0943-32-1196
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