■おはなしの会「きらら」おすすめの本
おはなしの会「きらら」のみなさんに聞きました。
『すてきなあまやどり』
バレリー・ゴルバチョフ/作・絵
なかがわちひろ/訳
徳間書店
あまやどりの説明をするうち、だんだんエスカレートしていくブタくんのお話に、次のページをめくる手がとまらなくなるゆかいな動物絵本。最後にめくってびっくり、迫力の大判ページがついた「雨の絵本」決定版です。
『原爆の火』
岩崎京子/文・毛利まさみち/絵
新日本出版社
広島に原爆が投下され、山本さんが父のように慕っていた本屋のおじさんを探して、地下の倉庫を覗いてみると、小さなおき火がぱっと炎をあげました。ヒロシマをわすれない。山本さんが守り続けた「灯の心」が胸を打つお話です。
『竜のはなし』
宮沢賢治/作・戸田幸四郎/画
戸田デザイン研究室
人や動物から恐れられる一匹の竜。ある時「もう、悪いことをしない」と心に誓います。許すこと、受け入れること。自分の命さえ投げ出すような、壮絶な竜の優しさは、読む人に「優しさ」の意味や本質を問いかけてきます。
『だってだってのおばあさん』
佐野洋子/作・絵
フレーベル館「だってわたしはおばあちゃんだもの」それが口ぐせのおばあさん。しかし、99歳の誕生日にろうそくが5本しかなかったことから、おばあさんの口ぐせが変わり……。おばあさんと猫の絆を描いた絵本です。
『最初の質問』
長田弘/詩・いせひでこ/絵
講談社
今日、あなたは空を見上げましたか。空は遠かったですか、近かったですか。詩人、長田弘の代表作のひとつに、画家・絵本作家のいせひでこが、美しい絵をつけた絵本です。
■図書館夏まつり2024
おはなし会の読み聞かせや紙芝居、広川プチシアター映画会など、特別な夏のイベントを開催します。
期日:8月24日(土)
※参加無料、申し込み不要
※第1部来場者には、オリジナルうちわをプレゼント
■8月の休館日
・1日(木)・5日(月)・13日(火)・19日(月)・26日(月)
・毎週(月)・第1(木)が休館、(月)が祝日の場合は翌日以降の直近の平日が休館
■インターネット予約が便利です
本やCD・DVDなど、ホームページから予約できます(1人10冊まで)。
■ひろかわ電子図書館もご利用ください
インターネットに接続できる環境とスマートフォンやタブレット端末などがあれば、いつでもどこでも読書を楽しむことができます。
※利用者ID…広川町立図書館利用カードの番号 パスワード…初期設定は生年月日(西暦)
※ご不明な点は広川町立図書館へお問い合わせください。
■8月のおはなし会[場所・読み手]
・3日(土)10:30~11:00児童向け[お話しの森・きらら]
・14日(水)10:30~11:00乳幼児向け「かっちんこ」[ハグハグ・絵本コンシェルジュ]
・18日(日)10:30~11:00児童向け[お話しの森・たまてばこ]
■「戦争と平和」特集
『海と毒薬』
遠藤周作/著
新潮社
九州の大学附属病院における米軍捕虜の生体解剖事件を小説化し、著者の念頭から絶えて離れることのない問い「日本人とはいかなる人間か」を追究した作品です。
『指の骨』
高橋弘希/著
新潮社
太平洋戦争中、激戦地となった南洋の島で、野戦病院に収容された若き兵士は何を見たのか。戦争を知らない世代が圧倒的リアリティで描く、新世紀戦争文学です。
『八月十五日に吹く風』
松岡圭祐/著
講談社
アメリカの戦後占領政策転換の決め手となった1943年、北の最果てキスカ島での救出劇。日本は人道を貫き5,000人の兵員を助けた。戦史に残る大規模撤退作戦を、日米双方の視点で描いた本です。
『ある晴れた夏の朝』
小手鞠るい/著
偕成社
アメリカの8人の高校生が、日本に対するアメリカの原子力爆弾投下の是非について、原爆肯定派と否定派に分かれて討論する。日系アメリカ人のメイは、否定派の1人として演壇に立つことになり議論がくりひろげられる。日本人作家によるアメリカ側の視点で描かれた作品です。
『パンプキン模擬原爆の夏』
令丈ヒロ子/作
講談社
身近にあっても見すごしていた戦争の大きな傷あとを、夏休みの自由研究で調べてみると……。1945年、終戦の年に、原爆投下の練習のため模擬原爆・通称パンプキン爆弾が日本各地に落とされていた事実を小説で紹介します。
問合せ:広川町立図書館
【電話】0943-32-1163
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